2018年4月、ウズベキスタンに行ってきました。
サマルカンドから入国、その後ブハラへ移動し色々と観光で周りました。
今回はそのブハラからカラーンミナレットとカラーンモスクの模様をお届けしたいと思います。
ぜひ最後までご覧くださいませ!
ブハラ命の灯台カラーンミナレット
高さ約45メートルのブハラの中で一番大きなミナレットとなります。
作られたのは12世紀でした。
カラーンミナレットの内部には105段の螺旋階段があるそうなのですが、現在は中に入ることはできません。
元々はアザーンをブハラの街中に届けること、そして見張り台として作られたそうです。
周辺が砂漠であることもあり250キロ先までその姿を視認できたとか。
夜は頂上に火を点してもいたそうで、シルクロードを渡るキャラバンにとっての命の灯台としても機能していたんですね。
死の塔カラーンミナレット
シルクロードを渡るキャラバンにとってはブハラの街を示す灯台の役割を担っていたカラーン・ミナレット。
実は、ここには命にまつわるもう一つの役割がありました。
それは、犯罪者の処刑場。
犯罪者は袋を被せられ、頂上から突き落とされたそうです。
これ、19世紀まで実際に続いていたとのことです。
命を繋ぎ、命を終わらせる両極端な役割を担ったカラーンミナレット、複雑な思いを感じさせてくれます。
チンギスハンとカラーンミナレット
後にモンゴル帝国を築くチンギスハンもブハラに訪れました。
彼はサマルカンドの都市アフラシャブ同様ブハラも破壊します。
カラーンミナレットも実際に破壊しようとしたそうなのですが、少し破壊したところで風が吹きチンギスハンが被っていた帽子が飛ばされたそうです。
その帽子を拾い上げた際、カラーンミナレットにお辞儀をした格好となり、頭を下げたものは壊せないと破壊を止めたそうです。
そんなチンギスハンからの破壊を免れたカラーンミナレットも、ロシア革命で大破させられたそうですが…。
現在残るカラーンミナレットは、その後煉瓦造りで復旧されたものなんですね。
そもそもミナレットってなに??
少し話題が逸れてしまうかもしれませんが、そもそもミナレットとはイスラム教の寺院・モスクに併設されている塔を意味しています。
モスクの威厳がミナレットの多さとイコールになることが多いのですが、ここウズベキスタンではあまりそんなこと関係ない気がしました。
偶像崇拝を禁止するイスラム教において人の顔や動物を建物に描いてしまうくらいですから、普通のイスラムの価値観とは違い威厳を出すためにミナレット建てまくってやれって発想も持ち合わせてなかったのでしょう。
レギスタン広場3つのメドレセとライトアップ&プロジェクションマッピング
上の写真は、その人の顔や動物が描かれた建造物の代表例サマルカンドのレギスタン広場にあるシェルドルメドレセのものとなります。
もし宜しければ、レギスタン広場の模様と一緒にシェルドルメドレセの内容も上記からご確認ください。
尚、世界で唯一6本のミナレットを持つモスク、イスタンブールのブルーモスクに観光した様子をお届けしている記事で、ミナレットの本数とモスクについてもう少し詳しく触れています。
もし宜しければ、そちらも併せてご覧ください。
6つのミナレットと絢爛豪華なブルーモスク!その内観を撮影してみた
カラーンモスク
カラーンミナレットの隣にあるのがカラーンモスクになります。
このカラーンモスクはブハラ最大のモスクとなり、最大収容人数は12,000人ほどになるそうです。
カラーンモスクの内部はこんな感じです。
中央に見える建物は現地ガイドさん曰く、チンギスハンが未成年者を殺害した場所だそうで、その場所ではイスラム教徒が祈らないようにと作られた遺跡だそうです。
8角形になっているのは、天国に行く際に8つの扉を開くからとか。
カラーンミナレット紹介の際にも触れましたが、チンギスハンはブハラに訪れてます。
カラーンモスクの大きさから宮殿と思った彼は、ここを破壊してしまいます。
現在の姿は16世紀のシャイバーニ朝の時代に復興されたものが土台となっています。
カラーンモスクの回廊は上記写真のようになっています。
前述の通り12,000人収容できる施設だけあって、
回廊上部には人の熱気がこもらないように球状になっており、中央に空気穴が開けられています。
夏は40度を余裕で超えてくる場所だけあって、当時の人々の知恵がこのような格好で反映されているんですね!
ブハラを代表するカラーンモスク、そしてカラーンミナレット。
ブハラに行く機会がありましたら、ぜひ観光に訪れてみてください!
他にもブハラで観光した模様を紹介できればと思います。
よろしければ、上記も併せてご覧くださいませ。
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