- 古都ホイアンの魅力
- ホイアンの行き方
- ホイアンの各観光地紹介
- ホイアン観光モデルコース
2023年6月、2泊3日でホイアン観光を満喫してきました。以後、その際の様子を基にホイアン観光のポイントやおすすめモデルコースを紹介していきます。
結論、ホイアン観光には一泊二日は確保しておくべき!それだけ時間があれば…
- 厳選した旧市街の有料スポット5ヶ所
- おすすめカフェ
- 夜景が美しい夜のアンホイ島
これら全てを満喫できます。ベトナム観光を計画されている人は、是非最後までご覧ください。
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目次
ホイアンの魅力
ホイアンはかつて海上貿易の拠点として賑わった港町となります。シルクロードで行商が盛んに行われていた時代から、海のシルクロードの要所として発展していきました。
江戸時代に入ると日本の商船も頻繁に往来し、日本人街を形成するほど貿易が盛んに行われました。また、日本以外にも中国やポルトガル、オランダなども海上貿易の拠点として使っていたことから、様々な国の文化を感じさせる街並みとなっています。
ベトナム戦争の際は周辺の経済の中心がダナンに移っていたこともあり、戦争被害が比較的少なかったそうです。それもあり、200~300年近く前の港湾都市の街並みが今も残る古都として、人気の観光地となっています(世界遺産登録=1999年・世界文化遺産として登録)。
ホイアンの行き方
ホイアンはベトナム中部の大都市ダナンから南に30kmほどの位置にあります。
ダナン〜ホイアン間に鉄道はありません。また、かつては公共バスが通っていたそうなのですが、2023年6月当時、私は見つけられませんでした。
ベトナムにはGrabという配車アプリが普及しています。アプリ上で行きたい場所を指定することで乗車前から料金がわかる優れもののタクシーアプリなのですが、私はそのGrabを使いダナンから38万ドン(約2,300円)でホイアンに行きました。
ホイアン観光スポット
ここからは、実際に私が訪れたホイアンの観光スポットを紹介していきます。ホイアンに訪れた際の「行く」「行かない」の参考にしていただけたら嬉しいです。
日本橋
正式名称は「来遠橋」。日本人街が形成されていく過程の中で、日本人がこの橋を設計したことから「日本橋」として親しまれるようになったそうです。
場所はこちら。西に行けば旧日本人街、東に行けば旧中国人街ということで、ホイアン旧市街の要とも言える場所にあります。
と、正にホイアンを代表するような場所ではあるのですが、私が訪れた2023年6月の時点ではなんと改修工事中で外観がプレハブに覆われてしまっていました。
これ、どんなに強がっても残念ではあるのですが…
ただ改修工事中だったからこそ、こんなに間近で普段は見られない橋の屋根や側面を見学できました。記事公開時点では、工事の終了予定は不明でした。ホイアン通の人は逆に今がチャンスかも!
世界遺産ホイアン旧市街
世界遺産エリアのホイアン旧市街。ここは1チケット12万ドン(約720円)で5ヶ所の有料エリアに入れます。私は10の有料エリアに入ったのですが、それぞれを写真付きで詳しく紹介いたします。
ホイアン歴史資料館
ここに訪れた目的は「ホイアンで一番高い位置から旧市街を見渡せる」という情報をネットで見つけたからでした。
なのですが、実際に訪れてみると2階から先は行けませんでした。ということで、上からの景色も正直大したことはありません。
建物内は、ベトナム戦争や海上貿易で栄えた時代の資料が展示されていました。
ちなみにホイアン歴史資料館の場所は、上記となります。ホイアンの歴史に興味があれば魅力的に感じるとは思いますが、そうではなく景色目当てでしたら訪れる必要はないでしょう。
日本文化ギャラリー
冒頭でも紹介した通り、江戸時代の貿易(朱印船貿易)によりホイアンと日本は昔からご縁があります。そのことから、ここでは日本の文化について紹介してくれています。
日本人としては嬉しくもありますが、正直真新しい何かがあるわけではありません。
日本文化ギャラリーは、日本橋(来遠橋)の近くにあります。
チケットが余ってしまったら立ち寄る、くらいで良いと思います。
フーンフンの家
200年前に作られた旧日本人街を代表する建物となります。今でも家屋として使われている現役の家でもあります。
屋外にある欄間のような装飾が、日本を感じさせてくれます。
施設内の一部はお土産屋さんとなっていますが、特に激しい営業があるわけでもないので安心してください。
場所は日本文化ギャラリーの真横となります。
旧日本人街の中でも現役の家屋としても使われており、且つ見学させてもらえる貴重な施設となります。ここは入ってみることをおすすめします。
Cẩm Phô Communal House
伝統的な共同住宅とお寺をセットで見学できる場所なようです。
場所はこちらとなります。
特に魅力的な何かがあるような場所ではありません。
特別な理由がない限り、ここは立ち寄らなくても良いでしょう。
道教寺院
日本人街とは反対側の中国人街の建物となります。
建物自体も美しいのですが、それより何よりぐるぐると渦を巻いた巨大線香にびっくり!
しかもそれが大量に吊るされているので、とても迫力があります。
奥に進むと一際美しい建物があるのですが、こちらの内部は撮影禁止でした。
道教寺院の裏側には大きな庭が隠れていました。
竜のオブジェがカッコいい。ここは有料エリアの中でも訪れて正解な場所だと思います!
民俗博物館
場所はこちらとなります。
展示物は当時の暮らしぶりが分かる内容となっています。
それはそれとして、民族博物館の魅力はなんと言っても美しい中庭が2つもあること。
またこのように2階からもお庭を望めるのですが、それがまた美しい!
個人的には、ここもホイアン有料エリアの中でもおすすめの場所となります。
福建会館
場所はこちらとなります。
17世紀に建てられた中国の祈祷所だそうです。特に航海に関する祈祷をしていた場所とのことで、海をモチーフにした装飾が多いように感じました。
敷地の広さと装飾の美しさなどから、福建会館も訪れてみることをおすすめします。
貿易陶磁博物館
貿易陶磁博物館は、別名「海のシルクロード博物館」とも呼ばれる施設。冒頭でも紹介した通り港湾都市として発展したホイアンですが、特にその中でも陶磁貿易に所縁のある品を展示している施設です。
場先ほどの福建会館から日本橋方面にちょっと歩いた場所となります。
展示品よりも、個人的にはお庭の方が素敵に感じました。
また、ここの2階からは旧市街の眺望も楽しめます。ということもあって、個人的にはおすすめの場所となります。
タンキーオールドハウス
ここは18世紀に建てられた貿易商の家。保存状態がよく当時のままの調度品が残されているのが特徴となります。
尚、2階は生活空間となっているようで立ち入り禁止となります。残念な気もしますが、逆に考えると200年前の建物が今も生活の場として使われており、更にその内部を見学できるのです。それは本当にありがたいことだと思います。
ちなみに場所はこちらとなります。福建会館や海のシルクロード博物館、そして日本橋の並びとは別の通りとなりますので、訪れる際は注意しましょう。
サフィン文化博物館
最後に訪れたのは、こちら「サフィン文化博物館」。ホイアン周辺で発掘された大昔の土器などが展示されています。
かつて使われていたであろう井戸があるのは、素敵だと感じました。
ただ、ホイアン周辺でかつて栄えたのでしょうが「サフィン文化」というのは初耳で馴染みがありません。ということもあり、見学していても個人的にはあまり楽しめませんでした。
場所は日本橋近くの一等地にあります。チケットが余ってしまったら立ち寄りやすいかもです。
世界遺産エリアでおすすめの5箇所
ここまでご覧いただきました通り私は10ヶ所の有料エリアを観たのですが、その中でも1チケット購入で行ける5ヶ所を厳選するなら、私は上記の場所を選びます。
それぞれを紹介した箇所でも書きましたが、ここで挙げた5ヶ所の魅力は…
- フーンフンの家…日本人街を代表する200年前の家屋
- 道教寺院…ぐるぐる線香と裏庭
- 貿易陶磁博物館…美しい庭と2階からの眺望
- 民族博物館…2つの美しい庭
- 福建会館…広さと海をモチーフとした装飾
となります。
世界遺産に登録されているホイアン旧市街エリアを観光する際は、ここまでの情報も参考にしていただけますと嬉しいです^^
アンホイ島
世界遺産に登録されている旧市街と並ぶホイアン観光の目玉がアンホイ島。夜のライトアップされた様子は、訪れた人々を魅了します。個人的な感覚としては、ホイアンに来て夜のアンホイ島を訪れないなんてホイアン観光の70%を捨てたも同然です。
絶対必須のアクティビティー!以後、アンホイ島の様子を紹介していきます。
ランタン流し
こちらは、ランタン流しの様子となります。
ホイアンでは古くからランタンの灯りで邪気を払う風習があるらしく、ランタンを流すのもその一環なのです。私は流しませんでしたが、営業しているおばちゃんの様子から10万ドン(約600円)で流せるようです。
飲食店
こちらは島の飲食店エリア。私はここでは夕飯を食べなかったのですが、集客のためバンドが生演奏していたりと、とても活気に溢れてました。
着ぐるみの秘密
街を盛り上げるためか、島の至る所で着ぐるみを見ました。彼らは観光客に飴を配ったり、一緒に写真を撮ったりしていましたが、私が見る限りチップなどは要求していませんでした。
って、中身は子どもじゃないですか!あまり無理しないでほしいです(汗
撮影スポット
アンホイ島の記念撮影スポット。この提灯の中で記念撮影をすると料金が発生します。
私は撮りませんでしたが、おそらくそこまで高くない様子でした。せっかくの記念に撮っておけば良かったなと今になって後悔…。
ナイトマーケット
こちらはアンホイ島のナイトマーケット。おそらくLED電球だと思いますが、ひたすらに眩しいマーケットです。
私自身、東南アジアのナイトマーケットはそれなりに行ったことがあるのですが、ここの光量はその中でもずば抜けています。目にダメージが来ないように注意しましょう(汗
ちなみに写真の対岸が朝のアンホイ島。夜とは打って変わって静かな様子でした。
バスケットボート
ホイアンの魅力は街だけに留まりません。市内から少し離れる時間があれば、街の散策とは全く違ったアクティビティー=バスケットボートの乗船体験が楽しめます。
行き方
バスケットボートは、ホイアンに流れるトゥボン川の河口で乗れます。
現地へはGrabで片道11万ドン(約660円)程度で行けました。
バスケットボートの料金
私が訪れたのは、こちらのバスケットボート乗り場。
私は上記で紹介してますKlookで予約。料金は1時間で700円でした。
バスケットボートの感想
良い点を挙げるとすれば、ホイアン市内散策とは全く違った体験ができることとなります。
ただし、小さいボートでゆっくり南国の川を流れるイメージを持っていると、現実とのギャップにがっかりするかもしれません。
というのも、まずはなんと言ってもお客さんが多いです。また、それだけではなく大音量で音楽が流れていて、正直「とてもうるさい」と感じてしまいました。
ただ、ものすごい速度で回転するショーを見せてくれたり、漁のデモンストレーションを見せてくれたりなど、1人700円と考えればコスパの良いアクティビティーだと思います。
ホイアンの街を十分に楽しんだ後でしたら、訪れてみても良いでしょう。
ホイアン観光モデルコース
ここまで紹介した観光地をから、どのような観光モデルコースが組めるのか紹介したいと思います。参考にしていただけたら嬉しいです^^
ダナンからの日帰りモデルコース
- 午前中
ダナンからホイアンへ移動
ランチ - 午後
世界遺産の旧市街エリア散策&カフェ - 夕方
ライトアップされつつあるアンホイ島散策
ダナンへ戻る
ダナンからの日帰りであれば、弾丸ホイアン観光は可能です。ただ、かなり時間に追われることになるので、ちょっと窮屈な観光となるでしょう。
1泊2日観光モデルコース
- 1日目午前
ホイアンへ移動 - 1日目午後
ランチ&カフェ巡り
世界遺産の旧市街エリア散策 - 1日目夜
アンホイ島散策 - 2日目午前
世界一のバインミー屋さんで朝食
世界遺産の旧市街エリア散策 - 2日目午後
ダナンへ戻る
一泊二日あれば市内散策や夜のアンホイ島観光に充分な時間が割けるので、ホイアン観光はかなり充実します。個人的には一泊二日で良いと思います。
2泊3日観光モデルコース
- 1日目午前
ホイアンへ移動 - 1日目午後
ランチ&カフェ巡り
世界遺産の旧市街エリア散策 - 1日目夜
アンホイ島散策 - 2日目午前
世界一のバインミー屋さんで朝食
世界遺産の旧市街エリア散策 - 2日目午後
もっと旧市街エリアを散策
バスケットボート - 2日目夜
再度のアンホイ島散策 - 3日目午前
ダナンへ戻る
一泊二日のモデルコースと比較すると、市内観光やアンホイ島観光の時間が伸び、更にバスケットボートを追加した内容となります。私はこのプランだったのですが、正直時間を持て余しました。
ホイアン観光は何泊がおすすめ?
ここまでの内容の通り、ホイアンは一泊二日あれば充分に楽しめると思います。
ただし、場合によっては2泊滞在がおすすめ。
どういうことかというと、雨季であれば雨ですいすい観光とは行かないですし、乾季であったとしても時期によっては40度近い過酷な環境での観光となるので、体調を崩しがち(実際に私も途中、熱射病っぽくなりました)。
このように考えると、雨のシーズンや体力に自信のない人は一泊より二泊の方が無難といえます。その点も踏まえ、ホイアン観光の日数を考えると良いでしょう。
ホイアン観光の総括
ベトナム中部の中でも有数の観光地であることは間違いないです。
ハノイやホーチミンからでも、飛行機を使ってダナンまで行ってしまえば後はGrabで30分ちょっとの場所。そのため、ベトナム国内からであれば実はどこからでもアクセスしやすい場所だったりします。
ということで、ベトナム観光を計画されている人はホイアンも一度検討してみてはいかがでしょうか^^
ダナン観光の様子は上記ご参照ください。
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