ウズベキスタンってどんな国?人口や平均寿命に年収や学校教育など

憧れだったシルクロードの中心地、ウズベキスタン。

2018年4月、その憧れの国に訪れました。

今回は、訪れたタシケント国立歴史博物館の情報と、ブハラからヒヴァまでの8時間のバス移動時(実際のキジルクム砂漠移動の模様はこちらをご覧ください)に現地ガイドさんに教えてもらったことを元に、ウズベキスタンがどんな国なのかについて、ご紹介できればと思います。

ぜひ最後までお付き合いくださいませ。


ウズベキスタンの人口や平均寿命などは?

ウズベキスタンは中央アジアの中でも名目GDPがカザフスタンに次いで2番目に高い国となります。

写真はウズベキスタンの首都タシケントですが、道路も整備されており成長していることがみて取れるのではないでしょうか。

さて、そんなウズベキスタンですが、大まかな基本情報は下記のような感じだそうです。

イスラム教のスンニ派の国であり、人口は3,300万人。

うち8割がウズベク人。

6%がスターリンによって連れてこられた朝鮮系の人々(彼らは主にタシケント在住だそう)。

ウズベキスタンの人口の40%が16歳未満、65%が35歳未満だそうで、とっても綺麗な人口ピラミッドを形成していますね。

平均寿命は73歳くらいで、医療が発展したことにより幼児の死亡率も激減に下がったそうです。

旧ソ連からの独立後に急激な人口増、ウズベキスタンが国として成功している証拠だと現地ガイドさんが仰ってました。


ウズベキスタンってどんな土地?

キジルクム砂漠

先ほどのタシケントの写真とは打って変わり、何もない場所ですね。

ここはウズベキスタンのキジルクム砂漠。

ウズベキスタンの3分の1がこのような砂漠地帯になります。

砂漠??砂漠って植物生えてないのでは?と思うかもしれませんが、ここはサハラ砂漠などと違い地下水がある砂漠だそうで、ラクダしか食べないラクダ草等々、幾つかの植物が生息していました。

国土は日本の1.2倍。

この広い国土の3分の1にしか人は住んでいないそうです。

また、日本と同じく四季が存在するそうですが、世界で二カ国しかない二重内陸国であるが故に冬はマイナス20度、夏は最大50度程度までいく地域があるそうです(もう一つの二重内陸国はリヒテンシュタインだそうです)。

畑など作物を育てられる土地が国土の20%あるそうで、自給率は100%に到達しているそう。

作物は主にロシアに輸出しているらしいです。


天然資源国の側面も持つウズベキスタン

写真はウズベキスタン国立歴史博物館で撮影したものです。

金の延べ棒がドドン!とありますね。

私もビックリしましたが、ウズベキスタンは金の採掘量がとても多いそうで、うる覚えですが現地のガイドさん曰く「旧ソ連内では2番目、世界的にも10番目に金の採掘量が多い」ようです。

また、金のみならず銀やウランにレアメタル、そしてウズベキスタンの国内エネルギーインフラを支える天然ガス、更には石油まで掘れるそう。

ただし、天然ガスは中国やロシアに輸出しているものの、石油はどこにも輸出せずに国内利用のみだそうです。

めちゃくちゃ資源豊かなウズベキスタンなのですが、先ほども挙げた通り国土の3分の1が砂漠ということで、まだまだ開発が進んでいないとのこと。

まだ見ぬ油田など隠れているかもしれませんね!

ウズベキスタンの平均年収や税金などのお金にまつわるあれこれ

写真はサマルカンドの台所、シャブバザール。

海外観光客よりもウズベキスタン国内の観光客やサマルカンドの人々が使うマーケット。

さて、主要都市にはそんな活気溢れるバザールを持つウズベキスタンですが、お金に関するあれこれもガイドさんに教えてもらいましたので紹介したいと思います。

ウズベキスタン人の平均年収は約20万円程度。

消費税は20%、所得税は最大22%で厚生年金も取られるそうです。

医療保険は無し。

というのも、医療費は無料なんだそうです。


ウズベキスタンの学校教育は?

本当は観光の予定になかったのですが、ブハラを訪れた際にガイドの方が子どもたちが勉強中にも関わらず現地の学校に案内してくれました。

その中で教えてもらったのですが、ウズベキスタンでは日本で言う小学校で4年間、中学校で5年間、高校で3年間が義務教育としてあるそうです。

先ほど、ウズベキスタンの人口でも触れた通り16歳未満が40%ととても多いため、一つの学校で前半後半それぞれ別の生徒たちを教える、二つ分の学校として機能しているとのことでした。

ちなみに学校では英語も教えているようで、ブハラやサマルカンドでは下は小学校2〜3年生くらいの子たち、上は高校生くらいの学生たちに英語で声をかけられました。

彼らも自分たちが授業で習っている英語が本当に異国の人に通じるのか興味津々って感じで話しかけてくれます。

カタコト旅行英会話しかできないのが申し訳なく思いながらも、笑顔の彼らとのコミュニケーションはとても楽しかったです!

また、サマルカンドやタシケントではそれぞれ2〜3回ほど日本語で話しかけられました。

ちなみにウズベキスタンはまだ海外観光客が年間200万人ほどしかおらず、外国人からお金を騙し取ってやれと思っている人も少ないそうです。

そんな感じなので、最初は警戒してしまうでしょうが、ナチュラルに「こんにちは」と声をかけられたら(最低限の警戒は忘れずに)挨拶を返してみてください。

日本語の専門学校で勉強中の学生や、親戚が日本語ガイドで教えてもらっていると言う若者と交流を持ちましたが(とは言っても、ウズベキスタン楽しい?うん!楽しいよ^^云々程度ですが)、シンプルに日本語勉強してくれているのが嬉しく、楽しい会話ができました。

ウズベキスタンのイスラム教神学校

レギスタン広場

写真はウズベキスタンを代表する観光地、サマルカンドのレギスタン広場!

三つの巨大な建物は向かって左からウルグベクメドレセ 、ティカラリメドレセ、シェルドルメドレセとなります。

レギスタン広場の模様は別の記事で紹介してますので、そちらも是非ご覧ください。

レギスタン広場3つのメドレセとライトアップ&プロジェクションマッピング

さて、ここレギスタン広場やウズベキスタンの各地に存在するメドレセ。

これ、イスラム教の神学校という意味なんです。

ただ、上記の記事でも紹介してますが基本的にメドレセは観光地になってしまっています。

ミルアラブメドレセ

現存しているメドレセで神学校として機能しているのはウズベキスタン全土でも10箇所のみだとか(男子校・女子校に分かれており、それぞれ8校2校だそうです)。

今回のウズベキスタン観光では、その中の一つ、上記写真のミルアラブメドレセにもお邪魔できました。

お邪魔したタイミングが丁度アザーン(イスラム教徒の方がメッカに向かって捧げる祈り)でもあり、遠目から見学させていただきました。

全国10箇所にある現役メドレセで勉強した学生の多くは、ウズベキスタンの首都タシケントにあるイスラム大学で更に勉強し、卒業後モスクのお坊さんや宗教の仕事に就くそうです。

観光客に対してお酒を出してくれたり(なんなら現地の人もお酒を飲んだり←ソ連統治下、宗教よりウォッカだ!政策が影響しているっぽいです)、普通の人はアザーンもしない人もいたりと、ウズベキスタンはイスラム色が強い訳ではありません。

それでも、しっかりとイスラム教を勉強している学生さんもいる訳です。

イスラム過激派のせいでイスラム教全体のイメージが悪くなってしまっている、とガイドさんも嘆いていました。

また彼は、過激派はイスラム教徒ではない!と怒っていました。

神学校でちゃんとしたイスラム教を学べる環境があるウズベキスタン。

そこで学んだ人たちがウズベキスタンの他の人たちにイスラム教を伝える。

そんな彼らからすれば、過激派と一緒にされたら怒るのも当然ですよね。


ウズベキスタンの中にもう一つの国?

アムダリヤ川

写真はアムダリヤ川。

この川を渡る手前、キジルクム砂漠のエリアは実はウズベキスタンの中にありながら独自の憲法を有する別の国でした。

聞いたことのない人の方が多いと思いますが、その国の名はからカルパクスタン共和国。

旧ソ連統治前は、主にヒヴァ・ハン国の領地であったのですが、当時のソ連が国体を言語で分ける方針があったそうで、ウズベク人とは別の言語体系を持つカラカルパク族の国としてカラカルパクスタンが形成されたそうです。

写真は、ウズベキスタン国立歴史博物館に展示されていた綿花。

日本では馴染みないですよね?私はここで初めて綿花を直で見ました。

そんな綿花栽培の強化をソ連統治下に実施。

それにより減少したアラル海があるのも、このカラカルパクスタン共和国なんです。

今回のウズベキスタン観光ではカラカルパクスタン共和国をゆっくり観光することはできなかったのですが、次回は是非そちらも観光したいと思います。


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