ウズベキスタンの人々に愛されるティムールと彼の孫にあたるウルグベク。
一代で大帝国を築き上げたティムールと、学問の育成に尽力したウルグベクが眠るのが、ここグーリアミール廟となります。
2018年4月、ウズベキスタンに訪れた際、サマルカンドにあるグーリアミール廟にも訪れましたので、その模様をお届けいたします。
グーリアミール廟外観
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グーリアミール廟の外観になります。
ここの手前に、グーリアミール廟の正門があります。
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細かい装飾がとっても綺麗ですよね!
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圧倒的な装飾です。
ここの正面の正門をくぐると…
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こんな感じになります。
一番最初の写真の正面から見た絵になります。
正面の白いところではなく、人が集まっているあたりから、内部に入ります。
グーリアミール廟内部
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内部はちょっとした博物館のようになっています。
写真の人がティムールさん。
一代で南はインド、西はシリアやトルコまで支配下に置いた大帝国を作った人です。
グーリアミール廟には、現地のガイドさんにも同行してもらったのですが、彼曰くティムールさんがやはりウズベキスタン人の中でも一番尊敬されている英雄になるそうです。
そして、ついにグーリアミール廟1番の見どころへ!!
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さぁどうだ!と言わんばかりの黄金の間です!!
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ここにあるのが、ティムールさんやウルグベクさんのお墓になります(廟は霊廟=お墓のことですね)。
と言っても、実はこの棺に眠っているわけではありません。
ここの地下にご本人たちは眠っています。
ちなみに、棺の数が多いですが、ここにはティムールさんやウルグベクさん以外にもティムールさんの息子や孫が一緒に眠っています。
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ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ライトが当たっているところの左が修復前、右が修復後になります。
3.7キロの金で構成修復されたとか。
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結果、これだけ荘厳な姿に見事復活したわけです。
その美しさは本当に素晴らしく、どれだけいても飽きることはありませんでした!
グーリアミール廟の逸話
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現地ガイドさんに教えてもらったお話ですが、サマルカンド含めウズベキスタンが旧ソ連の統治下に置かれた際、彼らはティムールの墓を暴いたそうです。
お墓には『我が墓を暴くもの、我よりも強大な力によって災厄が振りかかん』(←正確ではないですが、そんな旨の内容)が書かれていたそうです。
ただ、旧ソ連の方々はそれを無視してティムールの墓を暴いたところ…、そこから間も無くナチスドイツが攻め込んできたとか。
旧ソ連もそのような呪いは信じてはいなかったものの、完全に無視もできず、異教イスラム教の神学的なアプローチから呪いや戦争を終わらすための研究を、ブハラなど一部の神学校でさせていたそうです。
実際に今でも現役の神学校、ブハラのウルグベクメドレセにも行ってきましたが、そのお話はまた別の機会に。
そんなこんなで不思議な力も秘めているグーリアミール廟。
その荘厳な姿は、サマルカンドに来たなら絶対に見ておきたいスポットになります。
あなたもウズベキスタン・サマルカンドに訪れた際は、グーリアミール廟に訪れてみてくださいね!
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サマルカンド絶対行きたい観光スポット7箇所!実際に観光してみた感想
最後に、サマルカンド観光のダイジェストをご紹介したいと思います。
グーリアミール廟の他にも見所満載のサマルカンド!是非上記記事もご覧くださいませ。
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