- ダナン観光のおすすめスポット
- 各スポットの行き方と費用
- 各スポットのおすすめの人
- ダナン観光のモデルコース
- ダナンの治安や物価
2023年6月、ベトナムのダナン周辺で5日間過ごしました。とても充実した時間を過ごせたのですが、正直行かなくても良い場所もあったかも…?
結論からお伝えすると、ダナン観光には最低でも3泊4日は欲しいところ!その理由を含めダナン観光のおすすめスポットを詳しく紹介しますので、是非最後までご覧ください。
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目次
ダナンの観光スポット
ダナン周辺の人気観光スポットの位置関係を確認します。
ダナン空港をはじめ、ドラゴンブリッジやミーケービーチがあるエリアがダナンの中心地となります。そこから南に10kmほど行くと五行山、さらに南に行くとホイアン、南南西に50km行くとミーソン遺跡、西に30km行くとバナヒルズとなります。
それでは、次よりそれぞれの詳しい情報を確認してみましょう。
ミーソン遺跡
ミーソン遺跡とは?
ミーソン遺跡は、ベトナムで唯一のヒンドゥー教由来の世界遺産。7世紀から13世紀に当時一帯を支配していたチャンパ王国によって作られた遺跡となります。
碑文などは残されているものの未だ解読できておらず、上記のこと以外は謎に包まれた遺跡でもあります。
行き方
ダナンの中心地から45kmほど離れた場所にあり、バスや電車などの公共交通機関は走っていません。タクシーで行くことも可能ですが、それよりも現地ツアー会社から乗合バスを予約するのが一番お得でしょう。
私が使ったオプショナルツアーサイト【Klook】では、ダナンからの往復で1人1800円ほどでした。
Klookの使い方は、上記の記事で詳しく紹介しています。
費用
ミーソン遺跡のチケットは1人15万ドン。私が訪れた当時のレートで、日本円換算=900円ほどでした。
施設内ではカート移動やショーがありますが、入場料に含まれているので追加で支払う必要はありません。
おすすめの人・おすすめしない人
▼おすすめの人 | ▼おすすめしない人 |
---|---|
遺跡好きの人 | 観光日数が少ない人 |
非日常的な景色を見たい人 | 歴史的な建造物に興味がない人 |
歴史や遺跡が好きな人は、訪れて後悔はないと思います。
対して、ダナンから片道50km近く離れており、移動だけでも時間はかかります(私の場合はツアーバスだったため他の乗客待ちなどもあり、移動には片道2時間近くかかりました)。
そのため、ミーソン遺跡観光だけで半日は潰れます。ダナン観光にある程度の日数を確保できる人なら良いですが、そうでなければミーソン遺跡は別の機会にした方が良いでしょう。
ミーソン遺跡の感想
ヒンドゥー教の遺跡ということで、日本ではなかなかお目にかかれない光景が広がります。遺跡の多くはベトナム戦争の影響により破壊されていますが、それでも状態の良いエリアもあり見応えはあります。
個人的には、せっかく海外に来たのなら日本では見れないもの・出来ないことをしたいと思っているので、その点でミーソン遺跡は訪れてよかったと思っています!
観光の注意点|施設内は広く、陽を遮るものが少ないため熱中症対策は必須
▼もっと詳しく
ミーソン遺跡を現地ツアーで行く!入場料や行き方・世界遺産の理由と歴史について
五行山
五行山とは
文字通り5つの山からなるエリアを指します。また、各山や大理石でできているため、マーブルマウンテンとしても知られます。
尚、大理石の産地でもあることから、周辺は石で掘られた仏像を扱うお店が多かったです。
行き方
五行山はダナンの中心地から南に10kmほどの場所にあります。
ネットで調べると市内中心部からバスが走っているといった情報もあるのですが、私は見つけられず…。ということで、Grabを使って行きました(11万ドン・日本円で660円ほどでした)。
費用
五行山のチケットは1人4万ドン(約240円)。また、山に上り下りするためのエレベーターは片道1.5万ドン(約90円)となります。
その他にも五行山の下にはもう一つの有料エリア(洞窟)があり、そちらは1人2万ドン(120円)となります。
おすすめの人・おすすめしない人
▼おすすめの人 | ▼おすすめしない人 |
---|---|
市内近くで観光したい人 | ダナンでゆっくり過ごしたい人 |
パワースポットが好きな人 | 体力に自信がない人 |
ダナン市内からも近く、ミーソン遺跡やバナヒルズと比べるとサクッと観光できる距離にあります。このように立地に恵まれているため、比較的容易に行けるのは魅力でしょう。
また、孫悟空が閉じ込められた伝説が残る山でもあり、パワースポットとしても非常に人気の場所です。日本や世界各国でパワースポット巡りをしている人にも魅力的な場所でしょう。
対して、道も整備されておりエレベーターもありますが、とは言っても山です。そのためヒールのある靴では登れません。ダナンでゆったり過ごしたい、ラグジュアリーに過ごしたいと思っている人には不向きな場所ではあります。
五行山の感想
五行山の最深部にあるフィエンコ洞窟は「ここに来てよかったな」と思わせてくれる場所でした。私自身、観光客が多いと残念に思ってしまう性質なのですが、ここは人が多く賑やかだからこそ、人々にも愛されている場所だと感じ魅力的に映りました。
他にも、山の上には冒険をしている気分になる建物が点在しています。五行山は、ダナンの中でも絶対に訪れてほしい場所の一つです。
五行山のもう一つの有料エリアの洞窟は、地獄をモチーフにしているのかおどろおどろしい雰囲気でした。正直、そちらは行かなくて良いかなと思います。
ミーケービーチ
ミーケービーチとは
ダナンをビーチリゾートたらしめている人気のビーチ。ベトナムの現地の人たちよりも欧米の人の方が圧倒的に泳いでる印象でした。
行き方
ミーケービーチは市内中心地から3kmほどの距離にあります。そのため、タクシーでも安く行けます。私はGrabを使って行ったのですが、片道7万ドン(約420円)でした。
おすすめの人・おすすめしない人
▼おすすめの人 | ▼おすすめしない人 |
---|---|
海を満喫したい! | ビーチリゾートに興味ない |
浜辺でゆっくりしたい | 日焼けしたくない |
ダナンに訪れる人の目的によって、おすすめ度合いが180°変わってしまう場所。そもそも海やビーチリゾート目的で来る人も多いですし、そうでない人はただただ眺めて終わる場所です(ちなみに私は後者でした)。
ミーケービーチの感想
私自身はビーチ目的ではなかったのですが、それでもせっかくダナンに来たのだから行ってみよう!と思わせるくらいダナンを代表するビーチ。
波も穏やかでお子さん連れでも楽しめる海と言った印象で、人気なのもうなづけました。ちょっとは泳いでみてもよかったかも、と今になって後悔しています。
ドラゴンブリッジ
ドラゴンブリッジとは
ダナンの中心を流れるハン川に架かる橋。正式名称はロン橋なのですが、龍をモチーフにした作りからドラゴンブリッジの愛称で呼ばれています。
ハン川に架かる橋は他にもいくつかあるのですが、その中でもドラゴンブリッジは最新の橋となり、架けられてからまだ10年しか経っていないそうです。
火と水を口から吐くショーは、旅行者のみならず現地の人にもとても人気です。
行き方
市内の中心に架かるだけあって、宿泊ホテルの場所によっては歩いて行けると思います。また、2~3km離れていたとしてもGrabなら500円もかからずに行けることでしょう。
おすすめの人・おすすめしない人
▼おすすめの人 | ▼おすすめしない人 |
---|---|
土日夜にダナンにいる人 | 足腰に不安のある人 |
これぞダナン!的なものを見たい人 | 濡れたくない人 |
ドラゴンブリッジのショーは、火と水のショーは毎週土日21時からとなります(夏の観光シーズンなどは、金曜日も行われます)。そのため、ショーを見学するには週末にダナンに滞在していることが必須。予め注意しましょう。
また、ドラゴンブリッジ上でのショーとなるため、待ち時間も含めると歩道に30~40分は立ちっぱなしとなります。足腰に不安のある人は、少し離れてしまいますが遊覧船からの観覧などをおすすめします。
尚、龍の顔の近くにいると、水を放出する際にずぶ濡れになります。濡れたくない人は、その点も注意が必要でしょう。
ドラゴンブリッジの感想
ショー自体は20分ほどとなります。特に最初の15分はずっと火を吹き続けますので、正直途中で飽きてしまいました。ただ、火を吹き終わると龍は水を吐きます。
個人的には火を吹いている時よりも、その水を吐いている時の方がはちゃめちゃな感じがあり好きでした。
兎にも角にもダナンを代表する橋であるのは確かです。週末に訪れたなら、一度は見ておくことをおすすめします!
バナヒルズ
バナヒルズとは
フランス統治時代から避暑地として人気だった場所です。現在はサンワールドという遊園地が運営されています。尚、そこに行くためには世界最長&標高差を誇るロープウェーに乗る必要があります。
行き方
ダナン中心地からは30kmほど離れていますがバスや電車などの公共交通機関は走っていないため、先ほどのミーソン遺跡同様、オプショナルツアーで行くのが良いでしょう。
ちなみに私はKlookの送迎のみプランを使い往復1,000円で行けました。
費用
こちらは、サンワールドのチケットとなります。
ポイントでも紹介した通り、サンワールドの入場料は1人90万ドン(約5,400円)。物価控えめなベトナムの中ではビックリするくらい高い料金設定になっています。
ただ、こちらの料金には前述の世界最長ロープウェーの料金も含まれています。ロープウェーは片道5km程度、往復40分の空の旅となります。そのロープウェーも含まれていると思えば、そこまで高いとは言えないでしょう。
おすすめの人・おすすめしない人
▼おすすめの人 | ▼おすすめしない人 |
---|---|
とにかくゴールデンブリッジが見たい | 人混みが苦手 |
ベトナムでも汗をかかずに過ごしたい | ダナン滞在が短い人 |
私はこれに尽きるのですが、ずばりバナヒルズにはゴールデンブリッジを見に来ました。ということで遊園地エリアは蛇足も蛇足、全然期待していませんでした。
もともと絶叫マシンや遊園地自体が苦手な性分。橋を見たら目的達成だったので、ほぼアトラクションは乗っていません。
そう考えると、贅沢な時間とお金の使い方をしてしまったとも思いますが、いつか見てみたいと思っていた「神の手」を見られたので個人的には満足です。
ただ、人によってはそうはならないと思います。特にバナヒルズはダナンからも30km離れている&敷地面積も広大なので、観光は丸1日かかります。ということで、ダナンの滞在日数が短い人は、バナヒルズは飛ばした方が良いでしょう。
尚、フランス統治時代から避暑地として知られていたということもあり、灼熱のベトナムにおいても汗を一切かかない稀有な場所でした。
ベトナム長期滞在中、涼みたい人にもお勧めの場所となります。
ホイアン
ホイアンとは
ベトナム戦争の際、被害が少なかったこともあり200年以上前の木造建築が今も残る美しい街となります。そのため、ホイアンの旧市街は世界遺産にも登録されています。
江戸時代、日本の貿易商が拠点にした街でもあります。そのことから、街の一角には旧日本人街や日本橋が残されています。また日本以外にも中国やオランダなども貿易の拠点として使った街ですので、街並みは様々な文化をミックスしたような雰囲気があります。
行き方
ダナンからは南に30kmほど離れた位置にあるのですが、ダナン〜ホイアン間は電車は走っていません。ということで移動はタクシーがおすすめ。私の場合は、Grabを使い片道38万ドン(約2,300円)でした。
費用
ホイアン旧市街エリアにある一部の施設は、有料となっています。5つの施設に入るためのチケットは12万ドン(約720円)。有料施設自体は20ほどありますので、全て見るにはその4倍は必要となります。
私自身はチケット2枚分の10の施設に入ってみたのですが、厳選すれば1チケット分で十分だと感じました。おすすめの施設は下記ホイアン観光詳細記事で紹介していますので、是非併せてご覧ください。。
おすすめの人・おすすめしない人
▼おすすめの人 | ▼おすすめしない人 |
---|---|
ホイアンに泊まれる人 | 観光日数が少ない人 |
当時のままの街並みを見たい | ー |
せっかくダナンに来たのなら、ホイアンに立ち寄らないなんて勿体無い!ぜひ観光に訪れてほしいおすすめの場所となります。
また、ホイアンに来たなら是非1日は滞在してみてほしいです。というのも、世界遺産エリアではないのですが、夜のアンホイ島のライトアップがとてもキレイなのです。
また、ホイアンはご当地のグルメも人気。ホイアン三大グルメとして知られる「カオラウ」「ホワイトローズ」「ボンホンチャン」を堪能するなら1泊分時間があった方が無理がありません。
ということで、ホイアンはダナンに訪れた全ての人におすすめの場所ではあるのですが、強いて「おすすめしない人」を挙げるとするなら、弾丸旅行で訪れた人でしょう。
観光に1日も費やせないとなると、夜のホイアンもグルメも十分には堪能できません。であるなら、ダナン中心部に集中した方が良い気がします。
ダナン観光モデルコース
ここからは、ダナンの観光日数別モデルコースを紹介したいと思います。1泊のみはなかなか無いと思いますので、2泊〜4泊程度で考えてみましょう。
ダナン2泊3日のモデルコース(ビーチあり)
- 【1日目】
ダナンへの移動
- 【2日目】
午前|市内散策
午後|ミーケービーチ
夜間|ドラゴンブリッジ - 【3日目】
午前|五行山
午後|帰宅(次の街へ移動)
ミーケービーチで泳ぐことを考えると、ダナン周辺観光の多くは諦める必要があります。行けても一番近い五行山までとなるでしょう。
ダナン2泊3日のモデルコース(ビーチなし)
- 【1日目】
ダナンへの移動 - 【2日目】
午前|ミーソン遺跡
午後|五行山
夜間|ドラゴンブリッジ - 【3日目】
午前|市内散策
午後|帰宅(次の街へ移動)
ミーケービーチに行かなかったとしても、2泊3日の場合は、ミーソン遺跡を代わりに入れるくらいしかできないでしょう(バナヒルズやホイアンは1日がかりの観光となるため)。
ダナン3泊4日のモデルコース
- 【1日目】
ダナンへの移動 - 【2日目】
午前|ミーソン遺跡
午後|五行山
夜間|ドラゴンブリッジ - 【3日目】
日中|ホイアンorバナヒルズ - 【4日目】
午前|ミーケービーチor市内散策
午後|帰宅(次の街へ移動)
3泊4日まで行くと、ホイアンorバナヒルズのどちらかを追加できるので観光の充実度が一気に上がった印象となります。
個人的にはバナヒルズよりホイアンの方がおすすめです。
ダナン4泊5日のモデルコース
- 【1日目】
ダナンへの移動 - 【2日目】
午前|ミーソン遺跡
午後|五行山
夜間|ドラゴンブリッジ - 【3日目】
日中|バナヒルズ
夜間|ホイアンへ移動&夜のアンホイ島散策 - 【4日目】
日中|ホイアン旧市街観光
夜間|ダナンへ移動 - 【5日目】
午前|ミーケービーチor市内散策
午後|帰宅(次の街へ移動)
ここまでくると「充実のダナン観光!」といった感じではないでしょうか?ちなみに私はもう一泊ホイアンに滞在していたのですが、効率的に回るなら上記プランが最適だと思います。
ダナンの物価
ダナンの物価ですが、高い印象はありません。
例えば、上記のローカル飲食店の場合、フォーは1杯4万ドン(約240円)でした。
売店では1.5Lの水が1.2万ドン(60円)で売られていました。
これらの金額は、ベトナム中部の他の街(フエ・ドンホイ)と比べても然程変わらない金額です。ダナンはベトナム中部を代表する都市ではあるものの、物価は大差ないと感じました。
高級店に行けば高いものはいっぱいあります。お腹を壊さないように野菜は食べないなどの工夫は必要ですが、お得に過ごしたい場合はローカル店を活用してみましょう。
ダナンの治安
ダナンの治安はとても良いと感じました。ダナンに限らず、ベトナム全体で治安は良好です。
女性の一人旅ですとまた違った印象を持つのかもしれませんが、私たちは夫婦二人で5日間ダナン近郊を過ごした結果、物騒な目には一切合いませんでした。
Grabやお土産屋さんでのしつこい営業もなく、やんわり断れば撤退してくれます。
尚、ダナンに限った話ではないですが、ベトナムの場合は治安よりも道を渡る際の方が注意が必要です。横断歩道があっても車やバイクは止まってくれません。ある程度のスピードで走るバイク群を縫うように横断歩道を渡ることになるので、最初は驚きました。
無理をせず現地の人の後に続いて渡りましょう。
ダナン観光の総括
ここまでダナンのおすすめ観光地や、それらを観光する際のモデルコース、そして物価と治安を紹介いたしました。
観るべきものも多いので、できれば3泊4日くらいは確保し観光されることをおすすめします。
また、日本と比べれば物価もだいぶ低く、それでいて治安も良好です。
ダナン旅行にご興味がありましたら、是非チャレンジしてみましょう^^!
個人手配よりツアー派なら!