2017年10月、イタリアを周遊観光してきました。
今回は、その中でも現地旅行会社、グリーンラインツアーズを利用し日本人ガイドさん案内のもとバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂を観光しましたので、模様をお送りします。
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目次
サン・ピエトロ大聖堂正面
言わずと知れたローマ・カトリックの総本山、サン・ピエトロ大聖堂。
総本山だけあって、世界一の広さを誇る大聖堂となります。
ローマ・カトリック教徒でなくとも、ローマに来たなら絶対に外せない観光地の一つですね。
尚、クーポラ(ドーム)の手前に並ぶ12体の像はイエス・キリストの弟子、十二使徒です。
この写真だと見難いと思いますが、彼らはそれぞれ剣やノコギリなどを手にしています。
それらは、彼らが処刑された際の道具に由来するそうで、キリスト教徒ではない私としては、なんとも残虐な気もしなくともないです…。
ちなみに、ここサン・ピエトロ大聖堂の由来ですが、十二使徒の一人ペトロ(ピエトロ)がここで皇帝ネロの時代に処刑されたこと、そして彼の聖遺物が安置されていることに由来するそうです。
十二使徒である聖アンドレの聖遺物が眠るアマルフィ大聖堂、福音記者マルコの聖遺物が眠るサン・マルコ寺院にも行ってきましたので、宜しければそちらもご覧ください。
サン・ピエトロ広場
サン・ピエトロ大聖堂とシスティーナ礼拝堂、そしてオベリスクの写真です。
システィーナ礼拝堂については、併設するバチカン美術館と共に別の記事で紹介してますので、ご興味がありましたら是非ご覧ください。
ローマの中心!いざバチカンのバチカン美術館とシスティーナ礼拝堂へ!
中央に広がる椅子は、ローマ教皇の謁見日に解放されるスペースになります。
サン・ピエトロ大聖堂を正面に見て右手側のこの建物ですが、一番上の右から2つ目の窓から毎週日曜にローマ教皇がお告げのお祈りをするそうです。
謁見の集会以外にも信徒と接点を持つんですね。
また、写真にある像は140体にも及ぶ聖人方の像になります。
サン・ピエトロ広場は、先ほど紹介した十二使徒と聖人に見守られるような格好になっているわけです。
サン・ピエトロ広場を取り囲む柱の下からの写真です。
横に4本の柱から並び、それが広場を取り囲んでいます。
サン・ピエトロ広場の中心に行くと、どこを向いても4本の柱が1本に重なるように見えるそうです。
見えるそうです、としか言えないのは、そのポイントが先ほどの椅子が並んでいるエリアにありまして、入ることが出来ませんでした。
中央から見たら、それはもう圧巻なことでしょう。
サン・ピエトロ大聖堂
さぁ、ついにサン・ピエトロ大聖堂に入ります!
ローマ・カトリックの総本山、どんな内観なのでしょうか!?
さぁ!さぁ!!どうでしょう!!!
世界一の大きさを誇る大聖堂、圧巻の一言です!
イヤラシイと言ってしまって良いのか分かりませんが、床にはミラノのドゥオーモはここまでの大きさですよ、(確か…)セントポール大聖堂はここまでの大きさですよ、と記されてます。
それらの大聖堂よりも大きいということを、誇示しているんです。
まぁ、ローマ・カトリックの一番偉い人がいる場所ですから、どこの教会よりも大きいんだぞ!と示すことくらいは…、いえ何でもないです。
中央には、やはり世界一の大きさを誇るブロンズの天蓋があります。
作者はベルニーニだそうです。
もうスケールが大きすぎて、圧倒されるばかりです。
天蓋の真上にクーポラ(教会のドーム)があります。
サン・ピエトロ大聖堂内の動画
動画も撮影しました。
サン・ピエトロ大聖堂内の雰囲気を、こちらからも感じてもらえたら嬉しいです。
聖ペテロ像
聖ペテロの像です。
次に触れるミケランジェロのピエタは触れることができませんが、聖ペテロ像は触れられます。
足に触ると健康になれるのだとか。
ミケランジェロのピエタ
サン・ピエトロ大聖堂には、かの有名なミケランジェロのピエタがあります。
肉眼で見たピエタは、それはもう息をのむほどの美しさでした。
しかも驚くことに、こちらの作品はミケランジェロが20代前半の時に作ったものなのです。
若輩者がこんなに素晴らしいものが作れるわけがない!と、当時の観衆は若き日のミケランジェロではなく、当時から有名だった彫刻家の作品だと勘違いしたとか。
それに腹を立てたミケランジェロは、生涯でただ一度だけ、自身の作品に署名を掘りました。
このピエタ像のマリア様の胸のあたりにかかっている帯?にミケランジェロのサインが彫り込まれているそうです。
個人的に彫刻に対して興味も関心もない私ではありますが、このピエタだけは鳥肌が立つと言いますか、吸い込まれそうになりました!是非みなさんも肉眼でその姿を見て欲しいです!!
サン・ピエトロ大聖堂の聖なる扉
サン・ピエトロ大聖堂には、普段開かれない扉があります。
裏側(サン・ピエトロ大聖堂内)は、こんな感じです。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、コンクリートで固められています。
聖なる扉は25年に一度の聖年の年しか開かれません。
ですが、例外もあります。
それが2016年。
世界中でテロが発生したり、情勢不安になったりしたことを受け、許しを与える聖年にしか開かれない聖なる扉を、特別な聖年としてフランシスコ法王が開けることを決めたそうです。
バチカンのスイス衛兵
バチカンを守護するのはスイス衛兵となります。
国外の人に守備を任せている理由については諸説あるようですのでここでは割愛しますが、本当に微動だにしません。
ですが、私がここにいた時にたまたま5歳にも待たない子どもが間違えてこの奥に行こうとしたのですが、奥の衛兵さんが優しくあやして外まで案内してました。
バチカンの治安について(スリいます!)
ここまで紹介したサン・ピエトロ大聖堂、そして、
ローマの中心!いざバチカンのバチカン美術館とシスティーナ礼拝堂へ!
上記でも紹介しましたバチカン美術館やシスティーナ礼拝堂も、決して治安が言い訳ではありません。
ガイドさんにも、「絵などを見ている時、それに集中している観光客を狙ったスリが多いから気をつけてください」と言われました。
そして、私自身スリに財布を盗まれそうになりました。
場所は、バチカン市国を出る際に通る地下バスターミナルに行くための地下道です。
私が通った時、ここにはロマ族の人たちが5〜6人いました。
私自身、バチカンやローマのみならずイタリアはスリが多いと聞いていたので、財布の入っているバッグは肩から前に下げるショルダーバッグにしていました。
ここまでしていれば、移動中にスられることもないだろうと油断していたのも事実ですが…。
彼らの中から20代くらいの女性が一人、持っているスカーフを買ってくれと言った感じで近づいて来たんです。
肩に乗っけられるような感じでスカーフを体に当てて来ました。
無下にするのもなぁと思いながらも無視をして歩いてたんです。
そうしたら、すごい勢いでガイドの人が割って入り、ロマ族の女性に怒鳴って追い払ってくれました。
その時は、内心そこまでしなくても…、と思ったのですが、地下道のエスカレーターに乗った時に前がけにしてたショルダーバッグのチャックが空いていることに気がつきました!
肩にかけたスカーフで、意識をそちらに集中させ、且つバッグのチェックを開けていることを気がつかれないようにするスリなりのテクニックだったのでしょう。
幸い、盗まれる前にガイドさんが割って入ってくれたので、財布やその他がスられることはなかったですが、数秒遅かったら私は途方に暮れることになっていたでしょう。
バチカンやローマに行こうと思っている方は、私のようにスリ対策で前がけにできるショルダーバッグを既に用意していることでしょう。
でも、本当に油断しないでください。
私自身、油断があったからスられそうになりました。
楽しいバチカン・ローマ・イタリア観光で終わるように、周りに警戒と注意をしながら楽しんでくださいね。
中央ヨーロッパに行くなら