ミラノとベネチアのほぼ中間にある北イタリアの都市ベローナ。
一般的にはシェイクスピアの戯曲、ロミオとジュリエットの舞台として知られる都市です。
それだけに、愛の都としても知られています。
街自体は小さく、中心部は端から端まで歩いても20分くらいです。
でも、見所は満載です!では、実際にベローナで訪れた場所を紹介していきますね。
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ベローナ中心地までの道のり
ベローナにはHISのバスで行きました。
バス観光者用のバス停?には、今も現役の劇場として機能しているベローナのアレーナに由来するグラディエーターの巨像が!
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巨像を通り過ぎ15分ほど歩くとベローナの中心地です。
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バス停を歩いてすぐ、イタリア第二の長さを誇るアディジェ川を渡ります。
このアディジェ川、アルプスの麓を源流としアドリア海に流れ込む川となります。
ヨーロッパの屋根から地中海の海洋国家を多く輩出したアドリア海まで一本の川が流れているというのもロマンがありますよね。
そしてまた、その上をかかる橋にいるのだと思うと、はるばる遠くまで来たものだと感じるものです。
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アディジェ川にかかる橋を過ぎると、すぐにベローナの街の城壁が!結構な長さです。
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ベローナの中心地に入ります。
この日は車椅子マラソンの大会が行われていたみたいで、とっても賑わってました。
で、ここの広場の正面に佇むのが…!
ベローナのアレーナ
約2000年前に作られた円形闘技場。
ローマにあるコロッセオよりも古いものになります。
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収容人数25,000人、コロッセオよりは小さく感じますが、これだけの規模の建築物が残っているって日本からしたら凄いことですよね(2000年前と言えば、日本は弥生時代なわけですし)。
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そして、ベローナのアレーナはなんと…
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今も現役のイベント会場として使われているのです!
私が行った時は、前日の?アイスイベント?の撤去作業中でした。
エルベ広場
ベローナのアレーナを出て、斜めに伸びる細い道、マッツィーニ通りに入ります。
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日曜だからか、観光客が多い!
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通りを進むと、エルベ広場に到着!
通りの出口を右に進むとロミオとジュリエットのバルコニーに行けるのですが、とりあえず後回しにして、ランチをいただきます。
ベローナで美味しいラザニアランチ!
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エルベ広場の写真、下の方をよく見るとテラスの傘がいっぱい見られると思います。
そうなんです、エルベ広場には広場を囲むように多くのレストラン・トラットリアが存在します。
この日はエルベ広場に面するマッフェイ宮殿(広場の写真の奥、屋上へりに6つの像がある建物)目の前のトラットリアでラザニアをいただきました。
ラザニアってこんなに美味しいの?ってくらい美味でした!
めちゃくちゃ感じが良く、更に美人なウェイトレスさんに惹かれてお店に入って大正解でした(笑
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サンタナスターシア教会
マッフェイ宮殿沿いの通りを北上すると、ででん!と教会があります。
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前日のミラノでは、何かのイベントがあったらしく午前中ドゥオーモに入れず…午後も大行列&デモ行進があり怖くて入らずと、イタリアにきて教会に入っていませんでした。
ということで、私にとってのイタリア初の教会が、ここサンタナスターシア教会となります。
(ミラノのドゥオーモなどを除き)多くの教会は入場無料です!さぁ張り切って入ってみましょう。
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とても綺麗です。
流石はローマ・カトリック、威厳溢れる感じに教会を作りますね。
ベローナのドゥオーモ
ドゥオーモと言えばミラノのドゥオーモをイメージされる方も多いと思いますが、イタリアにとっての大聖堂の建物全般を指します。
ですので、ここベローナにもドゥオーモがあるわけです。
先ほどのサンタナスターシア教会を出て少し北上すると、アディジェ川にぶつかります。
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↑サーフィンボードに立ち乗りでバランスをとってるおじさん。
ベローナ中心地側、川沿いに南西に5分ほど進むと…
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ベローナのドゥオーモに到着です!
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中はこんな感じです。
日曜日だからでしょうか、神父さんが色々とお話しされてました。
あまり写真をパシャパシャするのも悪いと思い、すぐに出てしまいましたが、とても厳かな場所でした。
ロミオとジュリエットのバルコニー
おぉロミオ、あなたはどうしてロミオなの!でしたでしょうか?その舞台、ジュリエットの家とされる場所がここになります。
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ベローナを愛の都たらしめているだけあって、人口密度がやばいことになってます!
ベローナ内でも一番の観光地ですね。
私はロミオとジュリエットを見たことも読んだこともないのですが、ベローナのバスの中で添乗員さんがこんなことを言ってました。
「実は、ロミオとジュリエットは実話ではないんです」
「14世紀、イタリアはローマ教皇派と神聖ローマ帝国の皇帝派に別れ、大きな対立がありました」
「その対立の話を聞いたシェイクスピアが、ロミオの家とジュリエットの家が対立していることから始まる悲劇を作ったのです」
とのことでした。
ロミオとジュリエット自体は実話ではなかったとしても、教皇派と皇帝派に国内が対立していたのは事実。
物語の彼らのような悲劇に近いことは、起こってしまったのかもしれませんね…。
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ここがジュリエットの家のバルコニーのある広場入口です。
入口からしてこの混雑ぶりでした><
ベローナを観光してみて
イタリアの大都市に比べると小ぶりな感じは否めませんが、其れ故に歩きやすく治安もとても良い印象でした!
次に行くときは、ベローナのエルベ広場にあるランベルティの塔に登りたいな!と思いました。
多くの日本人観光客は、イタリア自体観光地が多いため、ベローナを旅行先から省いてしまうケースも多いと思います。
ただ、2,000年前から現役の施設として残るアレーナや、イタリアで2番目に長いアディジェ川、ロミオとジュリエットの世界観に街全体のメルヘンな雰囲気、そして喧騒なミラノやローマと比べると(個人的な意見ですが)のんびりしやすい治安の良さなど、本当に魅力がたくさんあります。
ぜひ、みなさんもイタリア観光の際はベローナに立ち寄ってみましょう。
約3時間くらい滞在したベローナを離れ、私は次の観光地ベネチアに向かうのでした。
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ベネチアのゴンドラやカナルグランデに架かるリアルト橋に行ってみた
中央ヨーロッパに行くなら