2017年10月、イタリアの世界遺産ポンペイ遺跡を観光しました。
ポンペイと言えば、ヴェスビオ火山の噴火により一夜にして火山灰に埋もれた街として有名ですよね。
そんなこともあり、1世紀頃の暮らしが今も見て取れる世界的にも稀有な場所になるんです。
そんなポンペイをHISのツアーで訪れましたので、その模様をお送りします!
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ポンペイ遺跡マリーナ門入口
ポンペイにはメインの入口が二つあります。
一つはノチェーラ門の入口、そしてもう一つが当時の港に続くマリーナ門入口になります。
今回は、写真の通りマリーナ門からのポンペイ遺跡観光となります!
こちらの写真は、カプリ島からソレントに向かうフェリー上からのヴェスビオ火山。
ヴェスビオ火山が噴火したことによりポンペイも海から遠ざかったようですが、この写真からもポンペイが海に面していたというのが、なんとなく納得行くと思います。
この図で言うと、3番がマリーナ門入口になります。
逆光なのが悔やまれますが、ここがマリーナ門。
2000年以上前、漁から戻った人たちや海から交易にきた商人を迎えた門だと思うと、ロマンありますよね。
実際にこのマリーナ門を通ってポンペイ遺跡に入ります。
尚、ポンペイ遺跡にはHISの観光ツアーで行ったのですが、ここポンペイでは現地ガイドさんに案内してもらってます。
添乗員さんが訳して参加者に伝えるスタンスでしたが、やはり現地のガイドさんがいると詳しい説明が聞けて良いですね!
ポンペイ遺跡
マリーナ門を潜るとこんな感じの街並みになります。
両脇が歩道、中央が馬車道になっています。
三つの石は歩道橋ですね。
2000年以上前からちゃんと交通整備がされていたと思うと、なんだか凄くないですか!
ちなみに、火山灰に埋もれていたため一部を除き屋根は消失しています。
マリーナ門から道なりに行くと、フォロ(公共広場)に出ます。
写真の通り、ヴェスビオ火山が目の前に!!
ポンペイ遺跡の売春宿
ポンペイには複数の売春宿があったようです。
男性のシンボルを辿って行くと、売春宿に到着です。
売春宿では小さい個室がいくつもあり、その上に写真のように絵が飾られています。
この絵、何かと言うと同性愛者(男性)を希望するか、どんな体位を希望するかと言った看板だったそうです。
その希望に沿って相手が変わるということですね。
ガイドさんに当時の価格を聞いてみたところ、3なんちゃら(当時の通貨名)とのこと。
それって、何が買えるくらいの料金なんですか?と聞いたら、なんとワイン1杯分とか!
えっ、いくらなんでも安すぎやしませんか!?
性風俗に関しては、手軽な娯楽だったみたいですね。。
こちらが売春宿のベッド。
石造りです…、当時何か敷かれていたのかもしれませんが、それでも痛そう…。
ポンペイ遺跡の市場
ポンペイ遺跡の市場になります。
写真だと全くわからないと思うのですが、これ、鳥や魚の絵が書かれているんです。
先ほどの売春宿もそうなのですが、ポンペイは交易が盛んで海からも言葉の通じない外国の人が多く訪れたため、絵で指し示して何が欲しいのかわかるようにしていたそうです。
肉眼でしたら、ちゃんと鳥の絵など確認できましたので、ご安心ください。
こちらが壁の絵の反対側に広がる市場の広場です。
ポンペイ遺跡の浴場
2000年前のポンペイの浴場です。
2000年以上前のものだからと言って侮るなかれ。
写真はサウナ風呂の部屋なのですが…
壁が二重壁になっていて、ここから蒸気が出ていたそうです。
ここがお風呂になります。
で、このお風呂、何が凄いかというと天井が…
こんな感じで筋が入っているんです。
これ、お風呂の湯気が水滴になる際に、適当に垂れるのではなく、ちゃんと両脇の壁に水滴が流れるようにするための工夫だそうです。
2000年以上前の人たちの知恵、驚きです!
そして、更に浴場を出ると…
みなさんは、お風呂から出たら何をしたいですか?
湯上りにビールをクイっとって人も多いのではないでしょうか?
で、浴場の前にある穴が空いているこのカウンターですが、ここは当時の酒場だったそうです。
穴の空いているところにワインの入った壺があり、湯上りのお客さんに「風呂上がりのワインはいかがですか?」とやっていたとか。
いやー、理にかなってます!商魂たくましい!!
ちなみに、写真に写っている人が案内してくれた現地のガイドさんです。
ポンペイ遺跡の発掘物
ポンペイで発掘されたものが無造作に並べられて、いえ保管されています。
前にも書きましたが、ポンペイは一夜にしてヴェスビオ火山の火山灰に沈みました。
結果、街が言い方は正しくないでしょうが火山灰に守られ、今までの写真の通り当時の暮らしの模様が今も残っているわけです。
そして、当時の人たちはと言うと…
火山灰に覆われた当時の人々は、2000年近くの時間により肉体が腐敗し消滅してしまうのです。
現に当時ポンペイを発掘していた人たちは、掘ると謎の空洞がいっぱいあるなと思ったそうです。
で、その空洞に石膏を流し込んでみると人型になるじゃないですか!
このような経緯から、写真にあるような多くの人々の最後の瞬間が今もわかるようになったのです。
同じ方法で現生に姿を現したのは、人間だけではありません。
こちらの石膏は、当時ポンペイにいた犬になります。
苦しんでいる様子が伝わり、とても切なくなります。
その日のうちにローマまで行かなければならず、ポンペイ遺跡には1時間ちょっとしか滞在できませんでした。
ポンペイは広大で、隅々まで見ようと思ったら2日はかけないといけないとか。
今回はポンペイ遺跡の4分の1も見れなかったのですが、それでもとても見応えのある場所でした。
ヴェスビオ火山の噴火により現代にその暮らしぶりを残すポンペイ遺跡は、正に2000年の時を超えたタイムカプセル。
イタリアに訪れたら、みなさんも是非行ってみてください!
さて、ポンペイの後はついに永遠の都ローマへ!
ローマに入ってから最初に訪れたトレビの泉とスペイン広場の観光の模様は下記になります。
もし宜しければ、そちらもご覧くださいませ。
いざローマ!トレビの泉でコインどう投げる?スペイン広場はジェラードNG?
中央ヨーロッパに行くなら