2017年10月、HISのツアーでイタリアに行った際にベネチアにも訪れました。
ベネチアと言えば、サンマルコ寺院やサン・マルコ広場、ゴンドラにリアルト橋など見所が本当に満載ですよね!
それらに訪れた模様は、別記事で紹介してますので、ご興味がありましたらそちらも是非お読みください。
ベネチアのゴンドラやカナルグランデに架かるリアルト橋に行ってみた
ドゥカーレ宮殿
さて、そんな見所満載のベネチアですが、私が特にオススメしたいのがドゥカーレ宮殿!
写真は、正面と側面のものです。
イタリアはローマ・カトリック教会の国なので、教会が外装も基本的にめちゃくちゃ豪華!結果、言っては失礼ですが、ドゥカーレ宮殿は相対的に外装がおとなし目に見えてしまうんですよね。
それもあってか、一緒にツアーに参加していた人たちと夜に合流した際に聞いてみたら(今回のツアーは、各観光都市ではそれぞれフリープランのツアーでした)、みんなドゥカーレ宮殿には行っていないとか…。
あぁ、確かに私も前述したサン・マルコ寺院などの場所は行きたいと思ってましたが、ドゥカーレ宮殿はそこまで期待はしてませんでした。
しかし、個人的な好みもありますでしょうが、実際にベネチアに訪れて一番感動したのが、ここドゥカーレ宮殿でした。
これからイタリアに、そしてベネチアに行く予定のある人には、絶対にドゥカーレ宮殿に行ってみて欲しいと思っています。
ですので、その素晴らしさを全力でご紹介していこうと思います!
※あ、ちなみに私が行った2017年10月当時は入場料16ユーロでした。
※日中はかなりの入場行列がありましたが、16時以降は並ばずに入れました(営業時間は必ずチェックしてくださいね)。
ドゥカーレ宮殿1階
こちらが、ドゥカーレ宮殿の中庭になります。
サン・マルコ寺院の側面に位置するため、寺院の中東に影響を受けたような玉ねぎ屋根が見えますね。
ちなみに、ベネチアはアドリア海の付け根にあることからも、海洋国家として非常に強大になっていきます。
それは西への海運もそうですが、ローマ帝国の東西分裂後、歴史の中で東ローマ帝国(今のイスタンブールが首都の帝国)に組み込まれるなどもあったことから、東の海運にも積極的に関わるようになったのです。
結果、建築においても、東側の影響が見て取れる感じになっています。
ドゥカーレ宮殿の1階は、こんな感じで古い時代の柱が展示されている(だけな)のですが、2階に上がろうとすると…
ドゥカーレ宮殿の絢爛豪華な間
ドゥカーレ宮殿の階段の天井装飾がこれです。
階段の装飾ですよ、たかが(と言ってはだめなのかな)ただの階段ですよ。
すごくないですか?階段でこんな装飾を施すって、どれだけ当時のベネチアが繁栄していたのかって話ですよね。
はい、どーん!
こんな部屋が続いて行きます。
こんな部屋が、これでもかと続いて行きます。
ローマでは、現地旅行会社のオプショナルを予約し、ガイドの人と一緒に周るなんてことをしたので色々教えてもらえたのですが、ベネチアではそれを使わず…。
あー!絶対にガイドから色々と話を聴きながら見学できたら、もっと面白かったんだろうなぁと><
ドゥカーレ宮殿 裁判の間
今更ながら、ここドゥカーレ宮殿はベネチアの政治経済を取り仕切っていた場所になります。
なるのですが、他にも裁判所の役割も担っていたのです。
人が多くて下アングルからの写真が全体的に撮れず申し訳ないのですが…、上記写真の間がドゥカーレ宮殿における裁判所となるのです。
それを証拠に近くには…
牢獄に行くためのため息橋がかかります(右が牢獄、左がドゥカーレ宮殿ですね)。
写真は、ゴンドラに乗った際に撮影したものになります。
ベネチアのゴンドラの模様は、ベネチア別記事で紹介してますので是非そちらもチェックしてみてください!
ちなみに、HISのツアーの添乗員さんがベローナからベネチアに向かうバスの中で教えてくれたのですが、なぜドゥカーレ宮殿から伸びるこの橋が「ため息橋」と呼ばれるかというと…
「ドゥカーレ宮殿は、裁判所としても機能していたのです」
「その裁判の間の近くから牢獄まで伸びる橋が、かの有名なため息橋となります」
「裁判で有罪になった人は、あぁもうこの綺麗なベネチアの街並みを見ることはできないのかぁ、とため息混じりで渡った橋だから、ため息橋と名がついたんです」
と仰ってました。
綺麗な街並みが見れないと言うこともあったのでしょうが、刑が確定して家族に会えない、場合によっては死刑に処されるとなれば、ため息も出ると言うものでしょう。
ため息橋が「ため息橋」と呼ばれることになったのも実に納得しました。
ドゥカーレ宮殿「天国」
ここまで色々な間を見てきましたが、そのまま道なりに進むと、ドゥカーレ宮殿でも最大の広さを誇る写真の場所に出ます。
ここは、ドゥカーレ宮殿の中でも大評議会の間と言われる場所。
2,000人ほどいたとされる評議会参加者が全員入れるほどの空間となります。
ここで法整備を進めたり、新しい代表を決めたりしていたわけで、正にベネチアの心臓部にあたります。
さて、上記写真の正面にも飾られているこの絵ですが…
世界最大の油絵とされる「天国」と言う作品になります。
その大きさは、縦が約7m・横が約25m。
私自身、絵画には全く興味がない人なのですが、流石にドゥカーレ宮殿の「天国」は目の当たりにして暫く動けなくなりました。
誰が書いたのか、何がモチーフになっているのかなどの詳しい作品の紹介は別のサイトに譲るとしても、絵画に興味のない人も、ここにきて「天国」を見たら圧倒されると思います!と言うことだけはお伝えしておきますね。
天国だけではなく、壁のいたるところに大きな絵画が飾られています。
左の絵を見ると、その当時からドゥカーレ宮殿やサン・マルコ広場が今と変わらず存在していたんだな!ってのが分かります。
ちなみに、その絵の上に飾られている縦長の人物画ですが、これはベネチアの歴代代表(総督)の人物画だそうです。
ドゥカーレ宮殿武器庫
ドゥカーレ宮殿には、このような中世の武器も展示されています。
ベネチアは海洋貿易で力をつけ、東ローマ帝国との結びつきも強いことからシルクロードに入ってくる香辛料も地中海〜アドリア海と通じて取り扱うなど、圧倒的な富を手にしています。
その富に支えられ、軍事力も強大化するわけですが、その時代の武器が豊富に展示されているわけです。
中世の武器には特に強い興味もないので全然写真を撮りませんでしたが、好きな人はたまらないものばかりだと思います。
ベネチアに行ったのならドゥカーレ宮殿にも!
またまた大評議会の間の写真で恐縮ですが、ドゥカーレ宮殿には見るものがいっぱいあります!
私なんかは、ガイドもなかったのに2時間くらいは居座ってしまいました。
ここには、息を飲み圧倒される瞬間が数多くありました。
みなさんもベネチアに訪れた際には、絶対にドゥカーレ宮殿に行ってみましょう!!
中央ヨーロッパに行くなら
▶︎Trip.com(トリップドットコム)
スカイスキャナーを傘下に持つ超大手!米NASDACにも上場で安心です。
Trip.comの予約方法←別記事で解説
▶︎Expedia(エクスペディア)
Trip.comで安い航空券がない場合、次点で使うことが多いです。
エクスペディアの使い方←別記事で解説
▶︎Agoda(アゴダ)
シンガポール発祥だけあって比較的アジアに強い印象です。
Agodaの使い方←別記事で解説