2017年10月、HISさんのツアーを利用してイタリア観光に行きました。
成田空港から出発し、UAE・アラブ首長国連邦のアブダビを経由し、北イタリア一の都市ミラノからイタリア観光スタート!
と、意気揚々と始まったミラノ観光ではありますが、主に治安の部分でいい思いはできませんでした。
ミラノ→ベローナ→ベネチア→フィレンツェ→ナポリ→カプリ→アマルフィ→ローマ、とイタリア各都市を周遊観光しましたが、治安の悪さでいうとミラノ、ナポリ、ローマがずば抜けて悪い印象。
イタリアの人口ベスト3が、そのまま治安の悪さを感じたトップ3というのも皮肉ですし、ある意味納得な結果。
今回は、そんなミラノの観光と治安について触れていければと思います。
※ミラノの治安について悪く言って今更ですが、ミラノでスリや置き引き、何かしらの犯罪に巻き込まれたわけではありません!充分注意すれば、少し嫌な思いはしたとしても直接的な被害を受けず観光を楽しめるものと存じます。
エティハド航空を使いアブダビ経由イタリアのミラノ・マルペンサ空港へ!
ちなみに成田からミラノまでの空路の様子は上記となります。
UAEのアブダビ乗り継ぎでミラノに入った詳細、役立ちそうでしたら是非ご覧ください。
ミラノのドゥオーモへ
ミラノ・マルペンサ空港からは、HISさんがチャーターしたバスでミラノ市内へ移動です。
だいたい40〜50分ほどで市内に到着しました。
スフォルツェスコ前の噴水でバスを下車し、自由行動となりました。
ミラノのドゥオーモです。
午前の早い時間にドゥオーモまで到着したのですが、チケット売り場は長蛇の列!
この日は土曜日だったのですが、なんでも午前中はイベント?があったらしく、ずっと入れずじまい。
ミラノの治安1:物乞い
長蛇の列に慣れている日本人を舐めるなよ!なんて思いながら、30分ほど列に並びました。日陰もないなか列に並んでいると、先頭の方から人影がゆっくり列を逆走してきます。
何だろうと思っていると、列に並んでいる観光客に対して物乞いが声をかけているじゃないですか。
国や文化によっては喜捨もあります。
決して悪いことでもないと思いますが、受け取り側が喜捨して当然だろ!みたいな態度で、しかも逃げられない観光客の列をターゲットにするというのは如何なものかと思います。
読む人が読んだら冷たい風に思えるかもしれませんが、私はそう思ったので物乞いは完全に無視。
列が長いこともありそんなに粘られず過ぎ去ってくれましたが、良い気はしなかったです。
そんな物乞いもスルーして30分ほど並んではいたのですが、一向に列は進む気配もなく…せっかくミラノまで来て悔しいですが入場を諦めました。。
※後から同じツアーに参加し、めげずに列に並び続けた人に聞いたのですが、なんと3時間待ってやっとチケット購入できたみたいです。
ミラノの治安2:ミサンガ売りの話
ドゥオーモの他、スフォルツェスコ城前の噴水エリアなどもそうなのですがミサンガ売りや花売りの人が本当に多いです。
私も多くのミサンガ売りに絡まれました…。
ミサンガ売りとは、なんだか親しく話しかけて来て手首に勝手にミサンガ巻いてお金を請求してくる輩です。
無視をして歩いていたら肩にミサンガ置いて来たり、「トーキョー・オーサカ・ナゴヤ!」(←謎です)とずっと声かけられたり…正直とても疲れました。
スフォルツェスコ城前の噴水付近ベンチで座って休んでいたら、20m先くらいに5歳児くらいの女の子連れの家族がいたんです。
親が気がつかないうちに、ミサンガ売りが女の子にミサンガ巻いてるんですよ。
それで女の子が嬉しそうに両親のところへ「ミサンガもらったー^^」みたいな笑顔で戻るんです。
あぁ、お金渡さざるを得ないじゃないですか…。
せめて大人相手ならまだしも、子どもにミサンガ詐欺をはたらいたらダメですよね!悲しくなりました。
花売りの人も全く同じです。
記念にどうぞ!でしたり、喜捨のつもりでお金くださいよ!と言った感じで近づいてくる集り集団です。
ミラノは、スフォルツェスコ城前の噴水エリアに花売りの人たちが多かった印象。
ミラノ以外もベネチアやフィレンツェ等々で同じように花を売る人たちを見ましたが、ミラノが一番うっとおしく押し売りしてきた印象があります。
ミサンガ売りも花売りもミラノ観光の際はお気をつけくださいね!
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア
ミラノのドゥオーモを背にして右手の門を入ると、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアになります。
ここは、世界最古のガラス製のアーチを持つアーケードとなります。
イタリア王国建国の1861年にデザインされ、建国から4年後の1865年にから建築されました。
ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世はイタリア王国初代国王、その王様の名前を冠したアーチなんです。
今も昔もショッピングモールとして機能しており、現在は様々なブランドショップやレストラン・カフェが入っています。
ドゥオーモもそうですが、ヨーロッパに来たんだなぁ感があります(笑
スフォルツェスコ城
この日は、自動車メーカーのイベント?があり、鼓笛隊の演奏が見られました。
さて、ここスフォルツェスコ城ですが、外観も内観もどことなくドラゴンクエストのお城を感じさせる作りになっています。
堅牢なお城って感じがしますよね。
ここ、スフォルツェスコ城は現在、博物館として機能しています。
入場料は2017年10月現在、5ユーロ。
2015年にあったミラノ万博の影響もあり、イタリア全体で無料だった観光地が有料になったり、値上げをしたりしたそうです。
実際、スフォルツェスコ城の博物館も昔は入場料3ユーロだったとか。
先ほどから散々触れたミサンガ売りや花売りから逃げるように博物館に入ったのですが、お城の内部全体が博物館になっているのか!?と思うほど、展示物が多いです。
古代から始まり、果ては現代芸術作品まで展示されています。
また、楽器博物館エリアもあったりと、本当にバラエティに富んでいます。
更にミケランジェロの晩年の作品、ロンダニーニのピエタも展示されており、見るものを飽きさせません。
尚、展示品はフラッシュなしなら写真撮影OKです。
駆け足で見ても3時間はかかりました。
じっくり見たら、本当に丸1日かかるのではないかと思うくらい、充実した展示内容でした。
※ちなみに、スフォルツェスコ城内の博物館はまるで迷路のような作りになっています!出口に行きたいのにどこだか分からない><!迷いに迷い、やっと出られました(笑
スフォルツェスコ城を背にして噴水左手にあるホットドック屋さんには、様々なサッカー選手にちなんだホットドックが売られていました。
ACミランを退団した本田選手にちなんだ「HONDA」ホットドックもありました(私は普通のホットドックにしましたが…)。
頼んでいないのに言うのもなんですが、退団したのにメニューとして提供してくれているなんて、なんだか嬉しいですね。
初ミラノで感じたこと
私、ヨーロッパは今回のイタリアが初めてでした。
そもそもミラノの治安はあまり良くないと聞いていましたが、納得せざるを得ません。
【写真多数】約30箇所!行ってきたイタリア観光地一覧
ミラノに続き、ベローナ→ベネチア→フィレンツェ→ナポリ→カプリ島→ソレント→アマルフィ→ローマ…と多くの都市部を周遊してきましたが、一番物騒に感じたのがここミラノでした。
バッグは前掛けのものにするなどの防犯意識や、どんなに親しげに話しかけてくるミサンガ売りに対しても心を鬼にして徹底無視するべきです。
ミラノは、私自身が堪能できなかったドゥオーモやレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会など、見所が本当に満載です。
とっても楽しめる場所だからこそ、嫌な思いをしないように警戒だけはしておいてくださいね!
ミラノの次は、前述の通りベローナに行って来ました。
もしよければ、そちらの模様もぜひご覧くださいませ。
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Trip.comの予約方法←別記事で解説
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