中央アジアの国ウズベキスタンの首都タシュケントを観光した際の様子を動画にしました。下記記事と共に、動画も是非ご覧くださいませ。
中央アジアの国、ウズベキスタンの首都タシケント。
中央アジアというと砂漠地帯でなにもない!なんてお思いの人もいるかもですが、首都だけあってタシケントはご覧の通りとても近代的な都市なんです。
今回は、そんなタシケントへ観光に行ってきた際の模様を紹介したいと思います。
少しでもタシケントの魅力が伝われば嬉しいです。
ちなみに、首都だけあって日本語ガイド付きのツアーもあります。せっかく訪れるからには充実の観光にしたいな!と思っている人は、下記から日本語ガイドさんのツアーに申し込んでみるのも良いでしょう。
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シンガポール発祥だけあって比較的アジアに強い印象です。
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観光の前に!タシケント基本情報
それまでのウズベキスタンの首都はサマルカンドだったのですが、1930年からタシケントに遷都されたそうです。
タシケントの「タシュ」は「石」、「ケント」は「街」の意味だそうで日本語に直訳すると「石の街」になります。
ウズベキスタン全体の人口が約3,300万人に対して、タシケントは人口350万人。ウズベキスタンの10%以上の人々がタシケントに集中していることになりますね。
案内していただいたガイドさん曰く、タシケントは国内1の緑の多さだそうですが、確かに街路樹が多い印象でした。
タシケント観光モデルコース
以下よりタシケント観光のモデルコースを紹介します。尚、観光日数は1日で周りきれるコースとなります。是非参考になさってください。
ティムール広場
モンゴル帝国以降、サマルカンドを中心に南は北インド・西はシリア・東は中国に至る付近まで勢力下に治めたティムール帝国の建国者「ティムール」さんの像が鎮座する広場。
ウズベキスタン国民の中でも一番の英雄だそうです(二番目は彼の孫で天文学等、色々な学問を発展させたウルグベクさんだそう)。
このティムール広場、タシケントの中心に位置するため、旧ソ連時代はレーニン像があったのだとか(レーニンより、ロシア革命の中心人物カール・マルクスの銅像の方が設置期間は長かったそうですが)。
それがウズベキスタン独立のタイミングでカール・マルクス像を撤去⇒ティムールの像に置き換わったのでした。
尚、ティムール像の後ろにあるのはソ連時代に作られたホテルと2009年に開かれた国際会議場となります。
旧ソ連の指導者から国の英雄に像が代わる=国の転換点を象徴する場所。そのように考えると、胸に迫るものがある場所でした。
地下鉄乗車
※撮影NGなため、写真なしになります(2023年現在、写真はOKとなっているようです)。
タシケントは、中央アジアで唯一地下鉄が走る都市になります。
旧共産圏で地下鉄ということもあって、乗ってみるまではちょっとドキドキでしたが、地下鉄の駅で日本語を勉強している学生さんに声をかけられたり、老人に席を譲る現地の若者を見たりと、緊張感もなく乗車できました。
旧ソ連特有の豪華な駅の作りになっていました。せっかくきたなら一度乗車してみることをおすすめします。
ウズベキスタン国立歴史博物館
ウズベキスタンの歴史がぎゅっと詰まっているのが、ここウズベキスタン歴史博物館。
ガンダーラ仏像が納められていることで有名だったりします。
ちなみにこの仏像、日干しレンガの壁に埋まっていたそうです。
偶像崇拝を禁止するイスラム教が入ってきた際、これだけ美しい仏像が壊されてしまってはなるまい!と、仏教徒が壁と壁の間に埋めたのだとか。
ウズベキスタン歴史博物館には、他にもオリンピック選手も歴史ということでメダリストを讃える展示があったり、高速鉄道アフラシャブ号の歴史だったりと現代史のスペースの方が多い印象でした。
また、歴史博物館と銘打たれてますが、金銀ウランに天然ガスなどが産出される国でもあり、それら天然資源についても学ぶことができます。
意外にと言っては失礼ですが、結構見応えありました!
ナヴォイ劇場
実はウズベキスタンの人々は、とっても親日だったりします。その理由の一つがここナヴォイ劇場。
この劇場は、ロシア人建築家が設計し日本人が作ったものとなります。中央アジアで日本人が作ったの?と疑問に思うかもしれませんが、彼らはシベリア抑留の日本兵だったのです。
強制労働の果てに作られたナヴォイ劇場。
完成後暫くの後、1966年にタシケントで大地震が発生しました。ありとあらゆる建物が倒壊する中、日本人が作ったナヴォイ劇場は崩れなかったそうです。
強制労働でありながらも作ったものが唯一壊れなかった、これがウズベキスタンの人々の心に刺さったのか、日本人に対するリスペクトを強く持ってくれるようになったそうです。
ナヴォイ劇場には、日本人に対する敬意も込め、このように日本語でプレートが埋め込まれています。
次に紹介する日本人墓地同様、タシケントに訪れたら絶対に行くべき場所だと思います。
タシケント日本人墓地
先ほどのナヴォイ劇場などを作りながらも、日本に帰国できなかった若者は数多くいます。
ウズベキスタンの各地に彼らは眠っているのですが、ここタシケント日本人墓地には79名の若者が眠っています。
とても良いガイドさんに案内してもらえたからだと思いますが、日本人墓地の墓守の人からも直接お話を聞かせてもらえました。
桜のお話でしたり、政治家のお話でしたり、本当に色々なお話しを聞きました。
先ほどのナヴォイ劇場の詳細と併せて、下記で詳しく触れています。
未来に繋ぐ種!ウズベキスタンのタシケント日本人墓地とナヴォイ劇場
よろしければ、ぜひこちらご覧くださいませ!
場所
タシケント日本人墓地の場所は上記となります。
街の中心ティムール広場からは7kmほど離れているため、バスかタクシーで行くことをおすすめします。
タシケント生活の様子
ウズベキスタン国内はもちろん、中央アジアでも1・2を争う近代的な都市タシケント。
ということで、ウズベキスタン内の他の都市ではなかなかお目にかかれない大きなスーパーマーケットがあったりします。
外観は上の写真なのですが、その中身はと言いますと、、
めっちゃ立派なスーパーマーケット!
なんとなくヨーロッパっぽさを感じさせる気がします。
また、世界で2つしかない二重内陸国(二つの国を超えないと海に出れない国のことを言います)であるにも関わらず、お魚も売られてました。
ウズベキスタンは、タシケント以外にもサマルカンド・ブハラ・ヒヴァと周遊しましたが、どこも魚料理は出なかったのでレアな存在であるはずなのに、さすが首都タシケント!と言ったところでしょうか。
ハローキティもアナ雪のおもちゃも売られてました。
アナ雪なんかはどっかに飛んで行ってしまう感じですね。。
初めて見るタイプのカート。
キャスターがついていて、スーツケースと同じ要領で引っ張っていけます。
ところ変わって、こちらはタシケントにあるファーストフード店。
店内はとても綺麗な印象でした。
ガイドさんに連れて行ってもらったのですが、店内では何も注文せず(ガイドさんが他のお店で予約を取っていたので)。
当たり前といえば当たり前ですが、ウズベキスタンにもファーストフード店はあるんだなぁと。
タシケント観光せっかく行くなら
上の写真はロシア正教会の教会だそうです。
ウズベキスタンはイスラム教国ですが、旧ソ連の統治下にあったこともあり今も教会があるそうです。
そんなウズベキスタンの首都タシケントですが、正直世界遺産に登録されているウズベキスタンの都市、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァと比べると観光で見てまわるところは少ないです。
そもそも、観光都市と政治経済の中心とで役割も違いますので、当然といえば当然です。
反面、日本からウズベキスタンへの直行便はタシケント行きしか基本的に飛びません。
よって、ウズベキスタンの玄関口になるタシケント。飛行機が到着した時間帯や、日本に戻る便の出発時間などで時間がぽっかり空いてしまう事もあるでしょう。そんな際には、今回紹介した観光地にぜひ巡ってみてくださいね!
ウズベキスタン観光ダイジェスト!ウズベキスタンの治安についても
よろしければこちらも併せてご覧くださいませ!
余談ですが、私はHISさんのツアーを使ってタシケントをはじめとしたウズベキスタン観光を楽しみました。初めての中央アジア、個人手配だとちょっと不安だなと思ってHISさんのツアーを使ったのですが、私は大満足でした。
ウズベキスタンに行くなら
ウズベキスタン国内の主要観光地「サマルカンド」「ブハラ」「ヒヴァ」を削ってまで観光するのは勿体無いですが、空の玄関口でもあるため1日は観光してみることをおすすめします。
尚、個人的に外せないのはナヴォイ劇場とタシケント日本人墓地となります。