中世からの建築物が多く残る街、チェコのプラハ。
街全体が世界遺産に登録されています。
「百塔の街」や「建築物の博物館」とも呼ばれるだけあって、プラハの中心地はどこを見渡しても素敵な街並みが続きます。
そんなプラハの中でも観光のピークとなるのが、今回紹介します聖ヴィート大聖堂になるでしょう。
少なくとも、私は一番圧倒されましたし、そして何より感動しました。
今回は、その聖ヴィート大聖堂の観光の様子をご紹介します。
これからチェコをはじめとした中央ヨーロッパ観光を計画しようとされている方は、是非参考にしてみてください!
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目次
聖ヴィート大聖堂の行き方
聖ヴィート大聖堂の行き方について紹介します。
聖ヴィート大聖堂は、ヨーロッパで一番大きなお城と言われるプラハ城の中にあるキリスト教の教会となります。
ということで、聖ヴィート大聖堂へ向かう=プラハ城へ向かうのとほぼ同じになります。
その聖ヴィート大聖堂ですが、場所はこちらのGoogleマップの通りとなります。
プラハの街は、スメタナの曲でも有名なモルダウで歌われるブルタバ川を挟んで東西に分かれているのですが、聖ヴィート大聖堂(プラハ城)は川の西側に位置します。
プラハは、地下鉄網が発達しています。
そして、流石は聖ヴィート大聖堂にプラハ城!ここまで行くのに近くまで地下鉄が走っています。
上記がそのプラハ城に一番近い地下鉄駅「Maiostranska」駅となります(なんと読めばいいのかは不明です)。
上記は、プラハの地下鉄内にある路線図になるのですが、緑の線・地下鉄Aラインに「Maiostranska」駅があるのがお分かりいただけると思います。
尚、路線図城、その左に「Hradčanská」駅があります。
これ、名前は正に「お城駅」みたいな感じなのですが、実際は先ほど紹介した「Maiostranska」駅の方がプラハ城や聖ヴィート大聖堂に近いので、そちらの駅を利用しましょう。
ちなみに、聖ヴィート大聖堂に向かう際は、上のGoogleマップの赤い矢印のルートで行くようにしましょう。
私は何も考えず青いルートから目指したのですが、そちらを進むと高台に構えるプラハ城と聖ヴィート大聖堂を急勾配の坂を登って行かなければならなくなります。
しかも、シンプルに遠回りです。
私は何も知らずに青いルートで向かったがために、道にも迷いに迷って到着するまでに息ぜいぜいでした(汗
赤い矢印のルートも坂道にはなりますが、青よりは緩やかですし、何よりほぼ一本道で迷いません。
こちら、聖ヴィート大聖堂からの帰りに使った赤ルートの道になるのですが、見てもらった感じの勾配となります。
行き方としては、こちらの道を登るルートを強くおすすめします!
聖ヴィート大聖堂のチケットとその購入方法
こちらが現地で調達した実際の聖ヴィート大聖堂入場チケットとなります。
より正確に言うと聖ヴィート大聖堂だけではなく、プラハ城の旧王宮や黄金の小道などのプラハ城内の施設にまとめて入れるチケットとなります。
左に「Ⅰ」「Ⅲ」「Ⅴ」「Ⅷ」と記載があり、右側のバーコードの下に「Okruh B」「250Kc」と記載されていますよね。
これは、プラハ城内にある4つの施設(旧王宮・聖イジー教会・黄金の小道・聖ヴィート大聖堂)を見学できるBコースが、チェコの独自通貨で250チェココルナ(日本円で1,100程度)と言うことを意味しています。
混み合っている場合、こちらのチケットを購入するのは結構大変!!
まず、聖ヴィート大聖堂のあるプラハ城の敷地内に入るために、セキュリティチェックを受ける必要があります。
上記写真が、セキュリティチェック待ちの列になります。
奥の白いゲートを潜り更に数十メートル進むと、空港にあるような手荷物検査があります。
私の場合は、だいたい10分〜15分ほど待たされました。
こちらがプラハ城のチケットカウンターとなります。
他にもチケットカウンターの写真を撮ったのですが、かなり混み合っており掲載を控えました。
それだけ結構お客さんも並んではいたのですが、それでもだいたい15分ほど待てばチケットが買えました。
※観光シーズンかどうかや時間帯でも変わってくると思いますが、チケット購入まで30分ほど待たされる可能性があると思っておいた方が良いでしょう。
ちなみに、チケット購入の際に私は前述の通りBコース(旧王宮・聖イジー教会・黄金の小道・聖ヴィート大聖堂)のチケットをお願いしましたが、他にも以下のコースがあります。
- Aコース:Bに加え「常設展(プラハ城歴史物語)」「火薬塔」「ロジュンベルク宮殿」の見学:350チェココルナ
- Cコース:「聖ヴィート大聖堂」「プラハ城美術館」のみの見学:350チェココルナ
また、見学コース以外にもそれぞれ単体でチケットを購入することも可能です。
私の見学したBコースであれば、だいたい3時間ほどで観光できましたので、お時間なども考慮しながらどこを観て周るか考えれば良いかと思います。
聖ヴィート大聖堂の観光の様子
聖ヴィート大聖堂の正面入口から見上げた画の写真となります。
とても装飾が細かいですよね。
こちらは、聖ヴィート大聖堂の正面の塔と側面の塔を同時に写した写真になります。
こちらは、縦の写真です。
少し伝わりにくいかもしれませんが、この聖ヴィート大聖堂は一番高い部分で99メートルあり、ゴシック建築の中でも3番目に高い教会となるのです(確か3番目だったはず…)。
野ざらしになっている側面の壁画も実に美しい(写真見返してみても、改めて美しいと思いました)。
聖ヴィート大聖堂の最奥部の裏側がこちら。
これだけでもめちゃくちゃ美しくカッコいい!!
それでは、中に入ってみましょう!!
入って早々これです。
(語彙力が行方不明ですが)ひとことで言えば、荘厳さが半端ないです。
聖堂内の天井までの高さは34メートル、幅は60メートル、奥行きは124メートルと広大な空間が広がっています。
建物の中に入ると、心臓を掴まれたような、息を吸うのも重たい空気、だけれどそれが決して嫌な感じではない。
ただただこの場が荘だからそう感じるのだと瞬間的に分かる、そんな空間でした。
私がそのように感じたのは、トルコのイスタンブールにあるアヤソフィア以来。
聖堂の内部は動画でも撮影しましたが、それでもその空気感は伝わらないと思います。
聖ヴィート大聖堂のあの雰囲気は、皆様にも是非実際に体感してみていただきたいです。
聖ヴィート大聖堂のステンドグラス
聖ヴィート大聖堂と言えば、そのステンドグラスも有名です。
先ほどの動画にもチラッと写ってましたが、単純にとても美しい!!
そして、その美しいステンドグラスの中でも一番有名なのが…
こちらのミュシャのステンドグラスとなります。
アルフォンス・ミュシャは、チェコ出身のアールヌーボーを代表する画家となります。
日本でもファンも多いことから、きっと彼の作品を目にしたことのある人も多いはず。
19世紀〜20世紀に活躍したことから、雑誌の挿絵や劇場の芝居のポスターなどのイラストレーターとしても活躍していたそうです(私だけかもしれませんが、昔の画家とは違いそんなところも親近感湧きますよね?)。
そんな彼がデザインしたのが、先ほどのステンドグラスとなるのです。
(絵画のことはそこまで詳しくないですが)個人的に素敵な画家さんは、その絵を見ただけで誰が描いた作品なのかが分かるくらい個性がある人だと思っています。
どうでしょう?
このステンドグラスも、ミュシャが描いたものだなと分かるものになっているのではないでしょうか。
聖ヴィート大聖堂のパイプオルガンと聖歌
ただでさえ神聖な雰囲気のある聖ヴィート大聖堂ですが、その空気感を更に一段上げてくれる演出がここにはあります。
それは、聖ヴィート大聖堂のパイプオルガンの伴奏で歌われる聖歌です。
歌ですので、写真ではなく動画で撮影させていただきました。
この空間に、この聖歌です。
プラハにもありますし、音楽の都ウィーンなどでは、夜になるとコンサートを開催する教会はいくつもあります。
なのですが、日中の観光客がいる時間帯にこのように聖歌を披露してくださる大きい教会は、私の知る限り他にありません。
ローマ・カトリックの総本山、世界一大きな教会でもあるサン・ピエトロ大聖堂でも、そのような演出はありませんでした。
荘厳で圧倒されるような空間に、この聖歌が生演奏で流れているわけです。
心が清らかになったような気がしました。
聖ヴィート大聖堂南塔を登る
聖ヴィート大聖堂の一番高い部分、南塔は登ることも出来ます。
聖ヴィート大聖堂の聖堂エリアを外に出て、側面に回って上記写真の中央下に見える入口を入って登ります。
入口を入るとチケットカウンターがあるので、150チェココルナで入場券を買ってください(だいたい650円くらいです)。
チケットを購入すると約300段の階段を登ることになります。
これが結構大変で、私は登りで5分ほどかかりました。
ただ、キツイ思いをしたご褒美は格別で…
この通り、とても美しい景色が見られます!!
ペトシーンの丘にあるタワーを除けば、旧市街エリアを眺望できる一番高い場所になると思います。
※ペトシーンの丘にあるタワーも良いのですが、聖ヴィート大聖堂の南とうの方が旧市街にも近いため、より綺麗に街並みを眺められます(個人的な感想ですが…)。
こちらは、聖ヴィート大聖堂から見たカレル橋。
遠いので分かりにくいと思いますが、カレル橋の上には観光客がいっぱい(スリがいるので、みなさん本当にお気をつけください!!)。
こちらはペトシーンの丘の方を見た景色になります。
写真を見返して改めて思いますが、本当に美しいですし、何より日本では絶対に目にすることの出来ない景色ですよね!
聖ヴィート大聖堂の聖堂内部も感動しましたが、この景色もとても素敵でした!!
聖ヴィート大聖堂を観光してみての感想
プラハの教会、聖ヴィート大聖堂の魅力、少しは伝わりましたでしょうか?
観光してみたいな!?と思われましたでしょうか?
個人的な感想を言えば、プラハ観光でのピークはここ聖ヴィート大聖堂でした!
神聖ローマ帝国の首都でもあり、戦争被害も然程大きくなかったことから、中世の頃からの街並みが今に残るプラハ。
だからこそ、プラハには観光で訪れるべき場所が数多くあります。
私も別記事で紹介してます通り、いろいろな場所を巡りました。
その中で言えるのが、先ほど初回した通り「ここ聖ヴィート大聖堂がプラハ観光のピーク!」ということです。
もちろん、人によって感じ方も違うはずですので、他の人にとっては「1番」にならないかもしれません。
それでも、きっと来てよかったとは思ってもらえるはずです。
プラハに訪れたなら、絶対に聖ヴィート大聖堂は観光しましょう!!