中世の雰囲気を残すチェコの世界遺産、チェスキークルムロフ。
ネットなどでは「世界一美しい街」との呼び声も高く、人気の観光地となります。
私は、2019年10月にチェスキークルムロフを訪れました。
こちらの記事では、街の魅力や美しい景色など詳しく紹介していきたいと思います。
なぜか「チェスキークルムロフ」でGoogle検索すると…
このように「つまらない」と表示されてしまっていますが、決してそんなことはありません!!
大きな街ではないため、ツアーなどを利用すると1〜2時間くらいしか滞在しない日帰り観光になることが多いと思います。
ですが、チェスキークルムロフを楽しむなら断然1泊は泊まりの方が良いです!
というお話もしたいと思います。
チェコ観光や中欧観光をご検討の方は、是非参考になさってくださいませ。
目次
そもそもどんな街?チェスキークルムロフとは…
チェスキークルムロフ(英語表記:Cesky Krumlov)は、ドイツ語で「モルダウ」として知られるブルタバ川の上流〜中流にある街となります。
ブルタバ川を北に180キロほど行くと、チェコの首都プラハ。
中世頃から手工業が盛んになったのですが、産業革命後の鉄道網はチェスキークルムロフまで伸びず、良い意味でかつての様子を残したままとなりました。
また、比較的戦争被害が少なかったこともあり、その街並みは破壊されず「世界一美しい街」として知られるようになったのです。
チェスキークルムロフへの行き方
そんなチェスキークルムロフの場所は、上記Googleマップの通りとなります。
バスでも電車でも行けるのですが、バスの方が何かと便利だと思います。
そんなチェスキークルムロフへの行き方ですが…
私が使ったルート、ウィーン〜チェスキークルムロフ間の行き方は上記に、
プラハからチェスキークルムロフへのルートは、上記の内容を反対にして読んでいただけたら参考になると思います。
ウィーンやプラハから、それぞれ3時間ちょっと程度で行ける場所になりますので、是非足を伸ばしてみましょう!
チェスキークルムロフおすすめ観光地
さて、ここからは私がチェスキークルムロフで観て周った観光内容を紹介したいと思います。
訪れたは良いものの、どこに行けば良いのか?何をしたら良いのか?など現地で困っている方や、旅行の計画を立てている方などの参考にしていただけたら嬉しいです。
チェスキークルムロフ城
絶対に観光するべきは、ここチェスキークルムロフ城!
13世期から建てられた歴史ある城となります。
決して裕福でもなかった時代も過ごしており、そのため塔や城壁は絵で書かれていたりもします。
遠くから見ると絵に見えない(立派な塔に見える)ことから、だまし絵の塔とも呼ばれています。
チェスキークルムロフ城の内部や、塔の頂上からの景色、はたまたお城の中にはる博物館など、お城の詳しい観光の様子は上記別記事で紹介しています。
写真や動画も多く紹介してますので、より詳しくチェスキークルムロフ城をお知りになりたい方は、是非そちらも併せてご覧くださいませ。
ザーメツカー庭園
チェスキークルムロフ城を西に500メートルほど歩くと、チェスキークルムロフ城の素敵な庭園、ザーメツカー庭園があります。
詳しい場所は、こちらとなります。
お城まで行っても、こちらまで足を伸ばす人は少ないかも?ですが、近いので絶対に訪れるべきです!!
私は明け方に訪れたこともあり、お客さんは誰もいない静かな庭園を散策できました。
って、なんとザーメツカー庭園で虹が見られました。
ヨーロッパの庭園で虹が見られるなんて、本当に素敵な思い出になりました。
もちろん、それがなくとも静かで素敵な景色が見られる庭園でしたので、皆様も是非訪れてみてください。
ヴィート教会(Church of St. Vitus)
ヴィートと名の付くチェコの教会というと、プラハの聖ヴィート大聖堂をイメージする方が多いと思いますが、ここチェスキークルムロフにもヴィートと名の付く教会があります。
それが、写真のヴィート教会(Church of St. Vitus)。
チェスキークルムロフ城やザーメツカー庭園の対岸にある街の中心に位置する場所にあります。
観光地というよりは、現地の人たちが祈りを捧げる教会なので、入場料なども一切かかりませんでした。
なので入口も少し入りにくい雰囲気でもあったのですが、、、
入ってみると、本当に厳かな雰囲気の立派な教会でした。
何十分もお邪魔する場所でもありませんが、折角チェスキークルムロフに訪れたのでしたら、そこに根付く教会に訪れてみるのも一興だと思います。
チェスキークルムロフ中央広場
チェスキークルムロフは、ブルタバ川(モルダウ)がクネクネと流れる場所に作られた街となり、中心部は3段構成になっています。
一番北のエリアは、チェスキークルムロフ城や庭園のあるエリア。
真ん中のエリアは、ヴィート教会のある中心部。
そして、私は見学できませんでしたがシナゴーグなどがある南のエリアの3つの作りになっているんです。
そして、その真ん中のエリアの更に中心にあるのがチェスキークルムロフの中央広場となります。
ヨーロッパの各地には多いのですが、この中央広場にはペスト撲滅を祈願した柱と噴水もあります。
また、チェスキークルムロフの中でも1番の広場となりますので、美しい魅力的な家々が立ち並ぶ、素敵な場所となります。
街の散策の際は、絶対に訪れる場所になると思います。
魅力はその景色!チェスキークルムロフのビューポイント
チェスキークルムロフで1番の観光、それはいろいろなビューポイントから見る世界一美しい街の景色を楽しむことではないでしょうか?
次より、絶景が堪能できるおすすめビューポイントを紹介します。
ビューポイント1つ目:Vyhlídka
チェスキークルムロフ、一つ目のビューポイントはこちら。
Googleマップでは「Vyhlídka」と呼ばれる場所になります。
こちらは、地図の通りですがチェスキークルムロフの中心地に入る手前にあるビューポイント。
高台になっていますので、少しだけ登るのに疲れてしまいましたが、ビューポイントにはベンチもあり、のんびり景色を眺めることができます。
ビューポイント2つ目:郷土博物館横の展望台
2つ目のビューポイントは、チェスキークルムロフの郷土博物館隣にある展望台になります。
こちらがその郷土博物館。
そして、その隣には…
このような展望台があります!
ここの展望台からは、チェスキークルムロフ城を真正面から受け止めることができます。
おそらく多くの観光客が、チェスキークルムロフで一番最初に訪れる展望台となります。
きっと「本当にあのチェスキークルムロフに来たんだな」と胸が高鳴ることでしょう!!
ビューポイント3つ目:チェスキークルムロフ城の先にある展望台
上記地図は、チェスキークルムロフ城の先にある橋、Cloak Bridgeを渡ると高台からの展望台があります。
※上記地図の場所ではありません(城の反対側にあります)。
その展望台からの形式がこちら!!
これは、早朝に撮影した写真となります。
朝焼けに照らされるチェスキークルムロフ城と旧市街、とても綺麗じゃないですか??
もう少し明るくなって来てからの写真は、こちらになります。
動画も撮影してきました!
より雰囲気も伝わると思いますので、よろしければ是非そちらもご覧くださいませ。
ビューポイント4つ目:だまし絵の塔からの景色
最後に紹介するのは、こちら。
チェスキークルムロフ城の箇所でも紹介した、だまし絵の塔となります。
前述のチェスキークルムロフ城を紹介した別記事で塔からの景色も詳しく紹介しているのですが、とりあえず1枚だけ写真を…
チェスキークルムロフの街並みを一番高い場所から見下ろせるのが、ここだまし絵の塔なんです!
オレンジ色の屋根がはっきりと分かり、とてもメルヘンチックですよね。
今までで紹介したチェスキークルムロフのビューポイントの中で唯一有料の場所となりますが、折角訪れたのなら絶対に登るべきですよ!!
魅力的な景色がいっぱい!チェスキークルムロフの街歩き
さて、ここまでチェスキークルムロフの観光スポットとビューポイントをそれぞれ紹介してきたわけですが、古き良き街並みが残る街中を散策するのもチェスキークルムロフの醍醐味というものです。
以下より、実際に散策した街並みを紹介します。
こちらの写真は、エゴン・シーレ美術館がある通りの街並みになります。
家々の外壁、とっても可愛らしくないですか??
細い路地は多いものの、今は観光資源に頼り切っている街と言った感じでもあるので、全然物騒でもなく治安は本当によかったです(唯一の不快は、歩きタバコする人がいたことくらい←ヨーロッパは多いんですよね><)。
中央広場のあるエリアから、チェスキークルムロフ城に向かう橋での一枚。
だまし絵の塔が朝日に淡く照らされている様子です。
早朝の散策は泊まりの客が少ないこともあり、ゆっくり街並みを見て周れました。
これは、日帰り観光では味わえないチェスキークルムロフ宿泊者ならではの特権でしょう!
ちょうど紅葉のシーズンだったので、木々も紅葉でとても綺麗でした。
チェスキークルムロフの南エリアにある市民公園での一枚。
もはやチェスキークルムロフっぽさは何もないですが、現地の人たちが子どもを連れて遊んでいたりして、とても長閑な時間を楽しめました。
ちなみにその公園の場所は、上記になります。
もしチェスキークルムロフで時間を持て余したら、公園内をゆっくり散策するのも良いでしょう(中央ヨーロッパにある田舎の世界遺産でベンチに座って木々を眺める、これこそ心の養生に必要な時間なのかもしれません)。
日帰りでは体験できない!夜のチェスキークルムロフの景色
こちらはビューポイント紹介の際にも触れた、郷土博物館からの景色。
チェスキークルムロフ城がライトアップされて、とても綺麗!!
そして、それだけではなく周りの街灯が少ないからか、ここの展望台からは満点の星空が見えました!!
煌々とライトアップされるプラハなどでは見ることのできない星空。
それが中世の雰囲気を残すチェスキークルムロフで見られるなんて、本当に素敵な時間でした。
こちらは夜のモルダウ。
妖精でも出てきそうな雰囲気がありますよね!
日中に見るモルダウとは全然違った、とても幻想的な雰囲気を醸し出していました。
日帰り観光では、こんなに素敵なチェスキークルムロフの夜景は見れません。
折角世界一美しい街と呼ばれる場所に来たのなら、日帰り観光だけでは本当に勿体ないです!
是非一泊されることを、おすすめします。
チェスキークルムロフの感想
世界一美しい街との声も、つまらないとの声も挙がるチェスキークルムロフ。
個人的な感想を述べるなら、ここまでの内容の通りとても楽しく充実の観光ができました。
私は、1泊2日の滞在でした。
だからこそ、街の隅々まで見て周れて充実した時間となったのだと思います。
流石に日帰りなどで2時間ちょっとしか滞在できなかったとしたら、限られた街の様子しか見れないでしょう(おそらくツアーなどで訪れたそう言った方が「つまらない」などの感想を持つのだと思います)。
街の中は自動車も本当に少なく、古き良き街並みの雰囲気がぶち壊されることもありません。
そう言った意味でも、とても貴重な観光地となります。
是非みなさんもチェスキークルムロフに訪れてみてくださいね!!
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