こちらでは、ハンガリーの新型コロナウイルス状況を紹介します。
ハンガリーへの旅行を計画されている方のお役に立てたら嬉しいです。
外務省発表のハンガリー感染症危険情報
2020年3月16日午後10時過ぎ、ハンガリー全域に対して日本外務省はレベル2 (不要不急の渡航中止)を発令しました。
日本の外務省は2020年3月16日現在、ハンガリーに対して感染症危険情報を発令していません。
外務省が感染症危険情報レベル3(渡航中止勧告)やレベル2を出しているイタリアと比べると、大きな違いです。
これは、シンプルに新型コロナウイルスの感染者数の違いなのでしょう。
ハンガリー政府の新型コロナウイルス対応
ハンガリー政府は、2020年3月11日に新型コロナウイルス対策措置として、非常事態宣言を出しました。
非常事態宣言の内容は…
●イタリア・中国・韓国・イランからのハンガリー国籍を有しない有しない者の入国を拒否すること。
●オーストリア・スロベニアからの入国に対して検問を実施。
●ハンガリー国民の海外渡航原則禁止。
●ハンガリー国民以外が検疫や隔離措置に違反する場合は、国外追放。
などとなっています。
また、3月5日にはブダペストを観光中でした日本人団体旅行客15名を、新型コロナウイルスの疑いで病院に隔離した旨の報道がありました。
彼らに関しては、3月9日時点でコロナウイルスの陰性が確認されたことと、併せて日本への帰国が報道されています。
ここで大切なのは、非常事態宣言が行われた前であっても日本人に対して隔離措置があったということです(ハンガリー政府の対応を避難するものではありません!自国民の健康のため当然の対応と個人的には考えます)。
非常事態宣言がされた今、それまで以上に同様のケースが多発する可能性はあると推測します。
新型コロナウイルスが落ち着くまでハンガリー旅行は断念するべき?
日本政府は、ハンガリーに対して感染症危険情報を出していません。
冒頭の通り3月16日午後10時ごろ、ハンガリー全域がレベル2に設定されました。
ですが、残念ではありますが、直近ではハンガリー旅行は断念した方が良いでしょう。
動向を見極める必要はありますが、コロナウイルスがこのまま続くようならゴールデンウィークの観光シーズンも諦めた方が良いと思います。
というのも、前述の通りハンガリーでは非常事態宣言が出されており、実際に東アジアでは中国・韓国からの入国が禁止されています。
もちろん中国・韓国と日本のコロナウイルスの状況は全く違います。
ただ、とは言ってもハンガリーの入国規制が、いつ日本まで拡大するかは分かりません。
ハンガリーへ行けたは良いものの、日本に戻って来れなくなるケースも考えられます。
これらのことから、残念ですが今現在ハンガリー旅行は断念した方が良いでしょう。