皆様は、ウィーン観光といえば何を思い浮かべますか?
見どころの多いウィーンですが、初めて訪れる方はシェーンブルン宮殿を真っ先に思い浮かべるのではないでしょうか。
世界遺産であることは勿論、非業の死を遂げたマリーアントワネットや、その母にしてハプスブルク家の女帝として知られるマリア・テレジアが過ごした宮殿としても知名度が高いですよね。
今回は、そんなウィーン観光でもメインとなるシェーンブルン宮殿観光について詳しく紹介したいと思います。
シェーンブルン宮殿の行き方は?当日のチケットは購入できるの?観光の所要時間は?など、ウィーン観光を計画されている方が気になるポイントを主にお届けします。
ぜひ最後までお付き合いください。
シェーンブルン宮殿の行き方
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シェーンブルン宮殿は、ウィーンの中心・リングシュトラーセ(←シェーンブルン宮殿とは別の世界遺産「ウィーン歴史地区」のメイン)から実は結構距離が離れているんです。
地図で見ると、上記の場所となります。
リングシュトラーセからは、直線距離で4〜5kmと言ったところでしょうか。
シェーンブルン宮殿の近くのホテルに宿泊していれば良いですが、そうでなければ行き方としてはそこそこ面倒な場所にあります。
そこで便利なのが、ウィーンの地下鉄利用です。
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シェーンブルン宮殿近くには、上記写真の通り地下鉄シェーンブルン駅があります。
2020年現在、ウィーンは5路線98駅が地下鉄網で結ばれており、だいたいどこへでも行けます。
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ウィーンの地下鉄は、移動する距離に関わらず1回の乗車=2.4ユーロとなります。
チケットを購入したら、改札のタイムスタンプを押しましょう。
もうこれで地下鉄が続く限りどこへでも行けます。
日本の地下鉄・鉄道システムより簡単ですよね。
シェーンブルン宮殿への行き方としては、地下鉄利用が一番便利だと思いますよ!
改札手前の上記写真タイムスタンプは必須になります。チケットを買ったのだから良いじゃないかと思わなくもないですが、打刻がないと罰金105ユーロです><
シェーンブルン宮殿のチケットについて
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おおお!ついに来ましたシェーンブルン宮殿!!
これが噂のマリア・テレジアイエロー!って、残念ながら曇っていて黄色が映えない><
気を取り直して、シェーンブルン宮殿のチケットを購入しましょう。
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尚、シェーンブルン宮殿を正面に見た先ほどの写真は、上記図の(A)あたりからの撮影になります。
チケット購入の場所は、(A)の真横(31)になります。
チケットを買ったら(B)に進み、シェーンブルン宮殿の見学スタートとなります。
ホーフブルク宮殿などとセットで購入できる特別なチケットがない限り、どんどん先に進んでも(31)に戻ることになります。(B)に行く前に(31)に行きましょう!
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上記(31)シェーンブルン宮殿のチケット売り場がこちら。
シェーンブルン宮殿は午前8時から開館しているのですが、私が到着したのは午前9時でした。
平日だからというのもあったのかもしれませんが、ご覧の通り全然並ばずにシェーンブルン宮殿のチケットを購入できました。
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で、購入したチケットがこちらとなります。
見ていただいての通りですが、私のチケットの内容は、インペリアルツアー二人分で32ユーロ=一人16ユーロの見学コースとなります。
※インペリアルツアーよりも宮殿内の部屋を多く見学できるグランドツアーというものも一人20ユーロであるのですが、私はシェーンブルン宮殿の庭でゆっくりする時間も確保したかったので、インペリアルツアーにしました。
上記チケットの一番右を見ての通り、シェーンブルン宮殿内は写真撮影禁止となります><!残念!!
シェーンブルン宮殿の観光所要時間は?
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ということで、こちらではシェーンブルン宮殿の観光の様子と、その所要時間について詳しく触れていこうと思います。
まず、所要時間をお伝えしますと、インペリアルツアーの内容で40分かかりました。
また、その後は無料で見学できるシェーンブルン宮殿の庭をゆっくり見て回ってプラス1時間費やしました。
私は参加しませんでしたが、先ほど紹介しましたグランドツアーに参加した場合は、更に追加で30分前後。
他有料で見学できるグロリエッテ(一人4.5ユーロ)や迷宮庭園(一人6ユーロ)等々を追加した場合は、もっと余裕を見た方が良いでしょう。
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とりあえず、私と同じシェーンブルン宮殿観光のオーソドックスなルート、インペリアルツアーと庭園の散策であれば、スムーズに進んで2時間。
チケットの行列に遭遇し、見学ツアーも大渋滞を起こしていたら、プラス1時間強とみた方が良いかもしれません(←それらの遭遇を避けるなら、私と同じように午前のなるべく早い時間が良いと思います!)。
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シェーンブルン宮殿は、先ほどのチケットの際にも触れた通り、館内全て撮影禁止となります。
インペリアルツアーの内容としては、ハプスブルク家最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世を中心にシェーンブルン宮殿の部屋22室を巡るものとなります。
日本語のオーディオガイドを貸し出してもらえます(インペリアルツアーのチケット代16ユーロにオーディオガイド費用も含まれています)ので、見ていて良くわからない><!なんてことはないと思います。
シェーンブルン宮殿の庭について
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上記写真は、庭から撮影したシェーンブルン宮殿となります。
前述の通り、宮殿内やグロリエッテなどは有料ですが、庭を見学する分にはシェーンブルン宮殿は無料となります。
シェーンブルン宮殿を背に庭を望むと…
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このように丘の上にグロリエッテが見えます。
このグロリエッテ、今はカフェとなっています。
グロリエッテから見るシェーンブルン宮殿は、上記動画の通りとなっています。
動画をご覧の通り、結構高く遠い場所にあります。
晴天なら丘から美しいシェーンブルン宮殿を眺める価値はあると思いますが、曇りだったり雨でしたら、無理して登る必要もないと思います(何より疲れますし…)。
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シェーンブルン宮殿には、絵本のような小道もあります。
めちゃくちゃメルヘンですよね!!
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気持ちの良い晴天!ではなかったですが、この眺めはなかなかに美しかったです!!
最後の最後に!シェーンブルン宮殿の基本情報・簡単なあらましについて
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ここまでご覧くださいまして、誠に有難うございました!
シェーンブルン宮殿観光の情報として、皆様が求めていらっしゃるでしょう…
- 行き方について
- チケット購入について
- 観光時間について
これらを先にお届けする為、基本情報が最後の方になってしまいました。
「綺麗な宮殿だなぁ」と言った感想だけでも全然良いと思うのですが、この場所がどんな場所であったのかを知って観光した方が、圧倒的に充実した時間になると思っています。
ということで、簡単ですがシェーンブルン宮殿の基本情報を少しだけ紹介して、本記事を終えたいと思います!もう少しばかり、お付き合いくださいませ。
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シェーンブルン宮殿は、永らくヨーロッパの中心にいたハプスブルク家の夏の離宮として作られました。
当時、ウィーン一帯は神聖ローマ帝国だったのですが、フランスのパリにあるベルサイユ宮殿よりも立派なものを作ろうとします。
ただ、財政難もありなかなかうまく進まなかったそうです。
その後、女帝マリア・テレジアがハプスブルク家の当主となり、外装に金箔を貼る予定だったのを中止させ、黄色く塗らせます。
これがシェーンブルン宮殿の色を「マリア・テレジアイエロー」「テレジアイエロー」と言われるようになった所以となります(内側は当然絢爛豪華ですのでご心配なさらずです!)。
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また、シェーンブルン宮殿にはモーツァルトが訪れたり、マリア・テレジアは勿論、その娘マリー・アントワネットも過ごした離宮としても知られています。
激動の近世の中心にあったと言っても過言ではないシェーンブルン宮殿。
ぜひ、皆様も訪れてみては如何でしょうか!
さて、最後になりますが、ウィーンにはシェーンブルン宮殿以外にも、とても素敵な観光地がたくさんあります!
それら各観光地と、それらを巡った場合の観光日数やモデルコースを上記別記事で紹介しています。
ウィーンは見どころ満載だからこそ、限られた観光日数の場合どこに行こうか迷うもの><!
その迷いを少しでも払拭できたら嬉しく思います。
よろしければ、上記も是非ご覧くださいませ。
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