オーストリアの世界遺産、ウィーン歴史地区。本当に見どころ満載で、どこに行こうか迷ってしまうほどでした。今回は、そのウィーン歴史地区の中から、ホーフブルク宮殿(王宮)について紹介したいと思います。
ホーフブルク宮殿内にあるシシィ博物館などの見どころ、チケット料金、観光の所要時間について紹介します。ウィーン観光の参考にしていただけたら嬉しいです!
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目次
ホーフブルク宮殿の基本情報
ホーフブルク宮殿は、世界遺産「ウィーン歴史地区」の1つに含まれる場所です。その歴史は古く、1275年頃からその存在が確認されており、後にオーストリアは勿論のこと、ヨーロッパを席巻したハプスブルグ家の居城として知られる宮殿です。
知名度で言うと、同じくウィーンの世界遺産であるシェーンブルン宮殿の方が有名かもしれませんが、そちらは夏の離宮であったことから、王宮としての機能はホーフブルク宮殿の方が主と言えます。
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ホーフブルク宮殿の場所
ハプスブルグ家の居城であっただけあって、ウィーンの中心、通称「リング」の内側にホーフブルク宮殿はあります。そのため、シュテファン大聖堂やオペラ座、セセッションにカールス教会など主要な観光地から徒歩10分程度で行ける好立地にあります。
チケットや入場料について
ホーフブルク宮殿は以下の3箇所が観光可能となっています。
- 宮廷銀食器コレクション(Silver Collection)
- シシィ博物館(Sisi Museum)
- 皇帝の間(Imperial Apartments)
チケット料金は3つセットで18ユーロとなります(内訳|入場料15ユーロ・オーディオガイド3ユーロ)。尚、オンライン予約なしでチケット購入できました。
ホーフブルク宮殿内にはオーストリア国立図書館なども併設されているのですが、それらは別途入場料が必要となりますので注意しましょう。
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それでは、以下より旧王宮の観光施設、宮廷銀食器コレクション・シシィ博物館、皇帝の間の詳細を紹介いたします。
ホーフブルク宮殿の見どころ1:宮廷銀食器コレクション
ハプスブルグ家が貯蔵する宮廷の立派な食器が「これでもか!」と言うほど見学できます。見学前までは、銀食器自体に興味はないこともあり、あまり期待していなかったのですが、実際に見学するとなかなか見応えありました。
オーディオガイドがあるので、それぞれの食器の詳しい説明も聞けます。
上の写真は、ハプスブルグの女帝マリア・テレジアへの贈答品のみに彩飾が許された緑色のカラーリングが美しい食器群になります。上記食器もそうなのですが、ここにある食器の多くは政治的な贈答品でしたり、政略結婚の際に持たされた嫁入り道具だったのです。
宮廷銀食器コレクション=美しい食器を眺める空間ではなく、当時のヨーロッパの国々が自国を存続させる為に尽力した様子を垣間見る空間なのです。
オーディオガイドでそれら内容も教えてもらえるので、とても興味深く銀食器たちを見学させてもらえました。
ホーフブルク宮殿の見どころ2:シシィ博物館
宮廷銀食器コレクションのエリアが終わると、次にシシィ博物館となります。こちら、19世紀〜20世紀初頭に生きたオーストリア=ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の妻、エリザベートの生涯を追った博物館となっています。エリザベートの愛称が「シシィ」だったことから、シシィ博物館となっているわけです。
尚、シシィ博物館は写真撮影NGとなります。以下、文書だけの紹介となり読みにくいかと思いますが、シシィ博物館の参考にしてもらえると嬉しいです。
ホーフブルク宮殿・シシィ博物館の展示内容
前述の通り、王妃エリザベートの一生を関連展示物と共に紹介した展示内容となります。
当時、絶世の美女として有名だったエリザベート。皇帝の妻となることで国民からのプレッシャーや一切の自由が制限されたことから、内に閉じ篭った性格となっていきます。
病気を患い、医者から静養が必要と診断されたため、宮廷の外の世界に出ることとなります。これが後の彼女の放浪癖の引き金となり、その後彼女は王妃としての務めを放棄、ヨーロッパ中を旅するのでした。
ただ、旅は彼女の心を癒すには十分ではありませんでした。更には、息子の自殺などもあり身に着ける服は全て黒尽くめに。そして、より一層内に閉じ篭る性格となり、生きることにも希望を持てなくなっていきました。
最後は、旅行先のスイス・ジェネーブにあるレマン湖で船に乗ろうとした際に、イタリア人のアナーキスト・ルキーニに棒ヤスリで胸を突かれて亡くなるのでした(享年60歳)。
シシィ博物館は、オーディオガイドで上記内容を聞きながら、エリザベートに関連する展示物を見学します。
ただただ悲劇の物語ではありますが、18世紀の王宮の生活なども垣間見れ興味深く見学させてもらいました。
ホーフブルク宮殿の見どころ3:皇帝の間
上記写真は、ホーフブルク宮殿の旧王宮入口の様子になります。
先ほどのシシィ博物館を終えると、ホーフブルク宮殿の皇帝の間になるのですが、ここもシシィ博物館同様、写真撮影禁止となります。
部屋だなぁ、くらいの印象しか残っていません。シシィ博物館もそうですが、早く写真撮影を解禁してほしいものです…。
ホーフブルク宮殿観光の所要時間は?
ということで、今回はホーフブルク宮殿の旧王宮内にある3つの展示内容「宮廷銀食器コレクション」「シシィ博物館」「皇帝の間」の内容を紹介させていただきました。
オーディオガイドの説明をほぼ全て聞いた上で、観光の所要時間は2時間ほどでした。
普段、日本にいては決して見ることのできないもので溢れています。18ユーロで2時間なら、決して高くはないと言えます。
ウィーンは見どころ満載なため、ホーフブルク宮殿の旧王宮を最優先で見学する必要は無いかもしれません。ですが、同時に見逃すには勿体無い内容だと思いました。
ウィーンの中心であったホーフブルク宮殿。ウィーン滞在日数に余裕があるようでしたら、是非訪れてみてください!
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