トルコ最大の都市イスタンブールにあるアヤソフィア。そのおすすめ度を5つのポイントから紹介します。皆様が体験したいことがアヤソフィアで叶いそうかどうか、一つの尺度として参考にしていただけたら嬉しいです。
また、本記事では併せて周辺観光地や観光日数、Web上にある皆様の感想についても紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください。
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アヤソフィアの評価
項目 | 点数 |
---|---|
ワクワクした | 5 |
圧倒された | 6 |
冒険心がくすぐられた | 3 |
美しさに魅了された | 5 |
考えさせられた | 4 |
全て個人の主観で採点した点数となります。尚、各項目については以下の通りです。
▼ワクワクした
観光して興奮したかどうかの指標です。シンプルに「楽しかった」がこの項目に入ります。
5段階評価で採点し「3=ワクワクした」「4=とてもワクワクした」「5=もっとワクワクした」となります。尚、6はそれを凌駕したワクワク感となり、本サイトではカッパドキアの気球体験のみがそれに該当します。
▼圧倒された
心臓を鷲掴みされたような、圧倒された度合いの項目です。大きくプレッシャーを受けた場所でもありますので、人によっては苦手と感じるかもしれません。
5段階評価で採点し「3=圧倒された」「4=とても圧倒された」「5=もっと圧倒された」となります。尚、6はそれを凌駕した圧倒度合いとなり、本サイトでは聖ヴィート大聖堂とアヤソフィアがそれに該当します。
▼冒険心がくすぐられた
ただの観光ではなく、冒険をしている気分になったかどうかの項目です。非日常的でRPGの世界に迷い込んだ感覚にさせてくれた場所は、この指標の点数が高いです。
5段階評価で採点し「3=冒険心がくすぐられた」「4=とても冒険心がくすぐられた」「5=もっと冒険心がくすぐられた」となります。尚、6はそれを凌駕した度合いとなり、本サイトではバガンのみがそれに該当します。
▼美しさに魅了された
美しさに魅了されたかどうかの指標です。自然も建築物も美しいと感じた場所は高得点としています。
5段階評価で採点し「3=美しいと感じた」「4=とても美しいと感じた」「5=もっと美しいと感じた」となります。尚、6はそれを凌駕した度合いとなり、本サイトでは安居渓谷とレギスタン広場のみがそれに該当します。
▼考えさせられた
考えさせられた度合いを指します。訪れた場所の歴史や文化・生活様式に触れ、色々と思いを巡らせた場所となります。
5段階評価で採点し、特に考えさせられた点がなければ2以下とし、5点に近づくごとに思いを巡らせた度合いが高くなります。尚、6は各観光地の考えさせられた度合いを凌駕した点数となり、本サイトではルアンパバーンのみがそれに該当します。
総合評価は5段階評価中★4.6と非常に高いです。全体的にも高い点数を付けましたが、特筆すべきは「圧倒された」度が満点を超えている点です。
本来5点でもかなりの「圧倒された」度なのですが、それを凌駕していることから6点としました。尚、本項目を6点としている場所は、ここアヤソフィアとチェコの聖ヴィート大聖堂のみとなります。
アヤソフィアに圧倒された理由
では、アヤソフィアの何に圧倒されたのかを説明したいと思います。
端的に言ってしまうと、それは「空気感」です。では、その空気感とは?と言うことで、まずは上記アヤソフィア内の様子をご覧ください。
アラビア文字の大きな円盤があったと思います。あちら、一つ一つが直径7.5mもあり、そこに書かれたアラビア文字は世界最大の大きさらしいです。アッラーや預言者ムハンマドの名前などが記されており、合計8つ設置されています。
シャンデリアや装飾なども美しいですが、それだけではなく8つのアラビア文字の円盤があることで一種独特な空気感があったのだと思います。
また、個人的にはジブリ映画の「天空の城ラピュタ」のラピュタ内部のようだとも感じました(軍人がラピュタの財宝を奪っているシーン)。
私は旅行や今まで見たことのないものを見に行くとき、いつも「心臓を鷲掴みされるような」「心が圧倒される」ものや瞬間に出会いたい!と思って出発します。
そして、ここアヤソフィアは間違いなく心が圧倒されました。そのような体験をされたい人には心からおすすめできる場所です!
アヤソフィアとは?
アヤソフィアは2022年現在イスラム教のモスクとなっています。
元々は正教の教会として建てられ、その後キリスト教の教会→イスラム教のモスク→博物館と変遷し、現在では再度のモスクとなっています。
6世紀から3つの宗教の聖地として変遷してきたことから、宗教的な対立が生まれやすい場所でもありました。それを危惧したトルコの初代大統領ムスタファ・ケマル・アタテュルクが、20世紀前半に無宗教の施設=博物館としたのです。
では、なぜ現在またモスクになっているのか?ですが、それは現トルコ大統領であるエルドアン氏の人気取りとだと言われています。
2020年からモスクとなっていますが、それ以降も一応一般公開はされているようです。
ブルーモスクとの違い
アヤソフィアの正面には、もう一つ大きなモスクがあります。それがスルタンアフメト・モスク、一般的にはブルーモスクの愛称で知られるモスクです。
上記動画の通り、ブルーモスクはアヤソフィアの目と鼻の先にあります(最初に映っているのがアヤソフィア、後から映るのがブルーモスクです)。この位置関係にあるので、アヤソフィアはブルーモスクと比べられがち。ということで、その違いについて紹介したいと思います。
それぞれに全く違う魅力があります!「両方とも同じモスクでしょ?どっちかだけ見れば充分だろうf^^」なんて絶対に思わないでください!!無理に観光時間を捻出してでも両方行くべきです。
私が感じたアヤソフィアとブルーモスクの違いを簡単にまとめると…
- アヤソフィア→歴史背景含め圧倒してくる空気感が魅力
- ブルーモスク→モザイクやシャンデリアなどが美しい大空間
となります。
アヤソフィアは、前述した通り3つの宗教的な背景があります。その為、モスクでありながらイスラム教で禁止している偶像崇拝、人物の肖像が描かれている珍しい場所です。
しかもそれがキリストだったりするから凄い話です。オスマン帝国に支配された際、アヤソフィアはモスクに改修されたのですが、当時の建築家は破壊せず壁で覆って隠すに留めたのみと言うから更に凄さを感じます。
対してブルーモスクは、オスマントルコの皇帝スルタンアフメト1世がアヤソフィアよりも立派なものを作るようにと指示を出して作らせたモスクとなります。
それもあって、アヤソフィアには4本しかないミナレット(周辺の塔)がブルーモスクには6本建っています。ミナレットの多さがモスクの格を示す指標となっているようで、6本のミナレットを有するモスクは世界でブルーモスクだけとなっています。
尚、イスラム教の聖地メッカのカーバ神殿も当時ミナレットが6本だったようで、流石に同格となるのは悪いと思ったのかミナレットを1本寄贈したようです。
ミナレット以外にもこだわりがあります。上記動画の通りですが、内装のモザイク装飾やシャンデリアがとても豪華です。
また、ステンドグラスもとても美しいです。
と言うことで、先にも挙げた通り「空気感のアヤソフィア」と「それに対抗して作られた美しい大空間のブルーモスク」と言う2点がそれぞれの違いとなります。
アヤソフィアの行き方
アヤソフィアはイスタンブール旧市街の中心地にあります。
イスタンブールの新しい空の玄関口イスタンブール空港から市内へは40kmの距離にあり、現在のところバス・タクシーのみでの移動となります。
それぞれ片道1時間〜1時間半ほどかかるようで、私も使った旧空港アタテュルク国際空港と比べると、若干不便になった印象です。
市内に出てしまえば、ヨーロッパサイドの旧市街に出れば迷うことはないでしょう。周辺には先ほどのブルーモスクはもちろん、オスマン帝国の宮殿・トプカプ宮殿やシルクロードの一大バザールだったグランドバザールなど周辺観光も充実しています。
旧市街の中心ということで、とても行きやすいです。イスタンブールに訪れたら、絶対にアヤソフィアにも行きましょう!
アヤソフィア観光の所要時間
1時間くらいだと思います。ホールを見て終了!ではなく、キリストの絵なども見ながらの観光になると思うので、それくらいは時間を確保しておいた方が良いでしょう。
アヤソフィアの評判
私だけの感想・評価では行くかどうか決めきれない人もいると思います。と言うことで、アヤソフィアの評判をネット上からピックアップしました。良い評判だけではなく悪い評判も紹介しますので、是非ご覧ください。
良い評判
イスタンブールにある世界遺産「アヤソフィア」トルコ 天井が高く、無数のランプでとても幻想的な雰囲気でした❢ キリスト教とイスラム教の融合を感じられる場所です。pic.twitter.com/xYUVr972u2
— マッキー@美しい風景を探して100ヶ国旅行 (@travel100world) November 30, 2022
ずっと行きたいと思ってたトルコ・イスタンブールに移動。アヤソフィアしばらく動けなくなる。 pic.twitter.com/4glSUHrMLA
— かつ (@6_tnkkty_9) November 25, 2022
先日はトルコの観光名所アヤソフィアに行ってきた!ふつくしい…🥹
— なるみ🇩🇪世界を旅する占い師 (@narumindesu) November 17, 2022
時間帯にもよるけど、私が立ってる場所は人が映り込みづらいから撮影スポットにおすすめかも🤳
ヨーロッパは、ふらっとお散歩ついでにモスクや大聖堂に行けるから、
女性は常に頭に巻くスカーフを携帯してるとよき🧕暖かいし pic.twitter.com/hO9zOGFWOp
悪い評判
Twitter上でアヤソフィアに対する悪い評判を探したのですが、特になかったです。ただ、注意しておきたい内容はあったので、そちら紹介します。
アヤソフィア
— 猫とまた旅 (@matatabineko1) November 20, 2022
私たちが訪れたときはまだ純粋な博物館でしたが、キリスト教の壁画や装飾の残る中2020年にイスラム教のモスク「アヤソフィア・ジャーミー」として回帰しました
入場料は無料となりましたが、礼拝時間は観光客は入場できなくなりました#トルコ #旅行 #過去写真 pic.twitter.com/3QS4E1dhPD
アヤソフィアの総括
冒頭でも紹介しましたが、心臓を鷲掴みにされたような感覚になるくらい圧倒された場所でした。
3つの宗教の変遷を辿ったからでしょうか、本当に空気感が特別でした。ただ、その空気感も嫌なプレッシャーを受けるものではありません。ただただ圧倒してくるような、その空間の持つ力を感じました。
アヤソフィアは本当に特別な場所です。直行便も出ているくらい、イスタンブールは行きやすい場所でもあります。心を動かしたい人は、是非一度訪れてみましょう!
トルコに行くなら