絶景のプラサットトムを登頂!コーケー遺跡群

10世紀、16年だけクメール王朝の都として機能していたコーケー。

アンコールワットのあるカンボジアの観光都市シェムリアップから北東に100キロほど離れた辺境のジャングルには、当時の繁栄を感じさせるピラミッド型の遺跡・プラサットトムなど数多くの遺跡が眠っています。

コーケー今回はそんな観光客も滅多に訪れないコーケー遺跡群に行ってきましたので、そちらの模様を紹介できればと思います!

本当はもっといっぱいあるのですが、一部崩落しており危険な遺跡には行きませんでしたので、ピラミッド型の遺跡プラサットトムの他には、プラサットプラム、プラサットニエンクマウ、プラサットドムライ、プラサットリンガの合計5つの遺跡を周ってきました。


コーケー遺跡群ってどこにあるの?

コーケー遺跡群地図

アンコールワットやアンコールトム、そしてタプロムなど世界遺産になっているアンコール遺跡群が密集するカンボジアの観光都市シェムリアップから、北東に目をやるとコ・ケーという地名が見えると思います。

この地図で見ると分かりにくいですが、シェムリアップからは大体100キロほど離れています。

シェムリアップからカンボジアの首都プノンペンに向かう国道6号線を、地図にあるダムデックから北上し、コーケーまで向かいます。

ダムデックから北上した途中に天空の城ラピュタのモデルでは!?と騒がれているベンメリアもあるので、私もそうでしたが、コーケー遺跡群まで行く人はベンメリアとセットで観光する人も多いと思います。

※とは言っても、皆さんベンメリア止まりなんですよね。

私はツアーでコーケー遺跡群も行きましたが、参加者は私一人でしたし、現地でも日本人には一切会いませんでした。

と言いますか、観光客がほとんどいませんでした…。

コーケー遺跡群までの道のり

前述の通り、ベンメリアの更に北東にある場所ですので、そこまでの道のりはベンメリアの詳細ページを見てもらえたらと思います。

コーケー遺跡群へ

コーケーへ長閑かな道をひたすら北東に進みます。

ベンメリアまでは、観光バスもちらほら見ましたが、ここまでくるとこんなトラクターやバイクくらいしか見ないんです。

コーケージャングルジャングルっぽくなってきました。

そして…、

コーケー道コーケー遺跡群内の道は、例外なくこんな感じです。

アスファルトで舗装はされてませんが、馴らしてあるので全然楽でした。

バンテアイ・スレイに向かう道なんて、それはもう凸凹で…。

その話は、また別の機会にしますね。

では、ここからコーケー遺跡群を周った順に紹介していきます。


プラサットプラム

プラサットプラムコーケー遺跡群最初の遺跡は、プラサットプラムです。

コーケーにある遺跡は、前述の通り遷都されたものの僅か16年で都としての機能が終わります。

なのでプラサットプラムだけではなく、コーケー遺跡群の全てが今も多くの謎に包まれているのです。

例えば、遺跡の名前などは全て現在の人たちが名付けたものです。

プラサットには、寺院とかそういった意味があります。

そして、ここプラサットプラムの「プラム」には「5つ」という意味があるのです。

この写真だとわかりにくいですが、5本の塔があるので、プラサットプラムなんですね。

プラサットプラム中央プラサットプラムの中央からの撮影です。

どこの遺跡もそうなのですが、今も現地の人がお参りに訪れます。

ガイドさんに聞いたのですが、カンボジアの今の国の宗教は上座部仏教でおよそ90%の国民がそれにあたります。

ですが、クメール王朝ができた時は地理的にもインドの影響が強く、主にヒンドゥー教が国の宗教とされてました(アンコールトムやタプロムを作ったジャヤーヴァルマン7世自身が仏教徒でそこから大きく変わっていった感じだそうです)。

そして、今でもヒンドゥー教徒はカンボジア国内にいます。

で、ここからが感心したのですが、一つの寺院に仏教徒の人とヒンドゥー教徒の人がお参りに来るそうです。

世界には思想や利潤を宗教の違いにすり替えて対立する場所が多々あります。

でも、本来宗教は寛容なのであるということを、プラサットプラムやコーケー遺跡、そしてアンコールトムなんかも正にそうですが、カンボジアにきて強く思わされました。

プラサットプラム手前左側

img_2188タプロムやベンメリアもそうでしたが、ここでも木に飲み込まれています。

非日常であり、幻想的な姿を見せてくれます。

そして…、

プラサットプラム裏側プラサットプラムの裏側です。

今回、カンボジアにて16箇所の遺跡と3箇所の観光地を周ってきましたが、個人的に一番のベストショットはこの写真です。

使ったカメラはiPhone7、しかも写真は無加工です。

陽の光が差すその画が、もう本当に幻想的で幻想的で!

スマホのデフォカメラだけで、こんな画になるんです。

プラサットプラムを実際に肉眼で見たら、感動と厳かな気持ちになれること間違いなし!

プラサットプラム裏側反対同じく裏側を先ほどの反対から撮影したものです。

10月にいきましたので、ギリギリ雨季でした。

まだ苔も充分に残っており、本当に素敵な光景でした。


プラサットニエンクマウ

プラサットニエンクマウニエンクマウは、「黒い」という意味だそうです。

カンボジアの遺跡を見ると、赤茶だったり灰色だったりが主流なのですが、ここだけ黒い遺跡なんです。

なぜ黒いのかは、今でもよく分かっていないとか。

さて、ここでたまたま現地の人を3人見ました。

1人は髪の長い女性で、この辺りでは髪の長い女性は、神様を体に呼び出しその言葉を代弁する宗教的な役割があるのだそうです。

他2名の男性は、その女性の髪をひたすら櫛でといてました。

神の言葉を伝える巫女さん。

ヒンドゥー教にそんなのがあるのかどうがはわかりませんが、多分仏教ではないと思う…。

ガイドさんに、日本人にはなんと言ったほうがイメージしてもらいやすいか?と聞かれ、とっさにイタコと答えてしまったのですが、絶対違いますよね。。。

もし、ここにガイドさんときて、イタコの話をされたら私のせいです。

すみません><!

プラサットニエンクマウ内部プラサットニエンクマウの内部です。

ここもちゃんと宗教施設として、機能しています。


プラサットドムライ

プラサットドムライコーケー遺跡群で3番目に訪れたのが、ここプラサットドムライ。

ドムライは、「象」という意味だそうです。

プラサットドムライの象象がお出迎えしてくれます。

ちょっとこの子は崩れていますが…

ドムライこっちの子はしっかりしてます。

ここでやっと私以外の観光客に会いました。

ヨーロッパから来たであろう中年の団体客。

なんか象に跨ってた…。

プラサットドムライ内部プラサットドムライの内部です。

ものの見事に破壊されてます。

ガイドさんから聞いたのですが、クメール王朝ではいつの時代か、寺院を建立したら中央の祭壇に宝物を納める習慣があったそうです。

そして、ベトナム戦争やクメールルージュの時代などの混沌期などに、寺院の祭壇を爆弾で破壊して宝物を取り出そうとした悪い人たちがいたのです。

プラサットドムライも、そんなひどい人たちに祭壇が破壊されてしまった寺院の一つです。

次に紹介するプラサットリンガなど、破壊されていないところもあります。

その違いはなんですか?って聞いたところ、遺跡群の約2割は人的に破壊されたが、破壊したそれらに宝物が埋まっていなかったため、もうこれ以上爆弾使っても無駄ではなないのか?となって途中で止めたとか…。

コーケー遺跡群だけではないですが、1,000年以上前の歴史的な遺跡を破壊するな!

プラサットリンガ

プラサットリンガへの道プラサットリンガに続く道。

コーケー遺跡群は全体的にこんな道で繋がっています。

各遺跡もそれぞれ1キロも離れていないような位置関係なので、車であれば移動は楽でした。

プラサットリンガさて、ここがプラサットリンガとなります。

リンガとは、ヒンドゥー教のシヴァ神の男性器のこと。

なので、ここプラサットリンガの中央の祭壇には、

プラサットリンガのリンガ立派なリンガがあります。

プラサットリンガのリンガは、大きなヨニに設置されてます。

このヨニは外の壁まで通り、ヨニに注がれた水を信者が外で汲むといった宗教的な儀式が行われていたようです。

ちなみに、ヨニとは女性器を指します。

リンガもヨニも、カンボジアのヒンドゥー教由来の寺院には多くあります。

なので、ガイドさん曰く「リンガやヨニは口に出しても全然恥ずかしくないが、日本人でもイメージのつく卑猥な表現を口にするなどは、とっても恥ずかしいことなんです」とのことでした。

まぁ、そうですよね…。


プラサットトム

プラサットトム入口コーケー遺跡群のハイライト!プラサットトムです。

ここはプラサットトムの入口。

流石にプラサットトムの入口は他のコーケー遺跡群の遺跡と違い、駐車場や売店などがありました。

いざ、プラサットトムへ!

プラサットトムのトムは「大きい」という意味です。

プラサットトムは文字通り、大きい寺院。

プラサットトム=ピラミッド型の寺院のみをイメージすると思いますが、入口からそこに繋がる道の間にも素敵な遺跡が残ります。

ここは動画で録画もしてみましたので、ぜひご覧ください。

プラサットトムの巨大ピラミッド

コーケーということで、ついに来ましたコーケー遺跡のピラミッド!

一つの段がおよそ5メートルあり、それが7段になってます。

なので、だいたい35メートルの高さがあります。

もちろん、この辺りでは一番の建築物ですので、日本で見るビルより低くとも実際に目の前にするとかなりの迫力があります。

プラサットトム近くから近くから見ると、こんな感じです。

カンボジアでもピラミッド型の遺跡って、ここくらいしか無いのでは?

そして、プラサットトムは登れるのです!

プラサットトム登頂

およそ35メートルを当時の石段ではなく、後から作られた木の階段で登ります。

実際に登った動画はこちらになります。

プラサットトム頂上レリーフ頂上のレリーフ。

崩れているものの、ちゃんと残っています。

そして、そして…

プラサットトム眺望

コーケー眺望360度ジャングルに囲まれた大パノラマ!

日本では地平線すら難しいですが、ここでは360どこを見ても地平線です。

インドシナの雄大な自然に囲まれ、もう感無量です!

 

カンボジアにせっかく来たのなら、アンコール遺跡群に止まらずコーケー遺跡まで思い切って行くべきです!

ベンメリアまで行くつもりがあれば、さらにちょっと奥地に行くくらいのつもりでトライしてみましょう!

他の遺跡には無い魅力が詰まっていますよ!!


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