ウズベキスタンって、とっても観光資源に恵まれているんです。
それは紀元前からの悠久の歴史に支えられた数々の史跡はもちろん、無数のキャラバンが通過したキジルクム砂漠、そして彼らを迎えたサマルカンド・ブハラ・ヒヴァ等々のオアシス都市。
また、ティムールが一代で築き上げた大帝国ティムール朝の痕跡など、見るものは絶えません。
どれもこれもが我々日本人からすると異文化過ぎて目を奪われるのですが、その中でも特に心を鷲掴みにされたのが今回紹介するシャーヒズィンダ廟群となります。
1つに絞り込むことはできませんが、ウズベキスタンで良かった観光地3つ挙げよと言われれば、シャーヒズィンダ廟群は絶対に入ります。
今回は、2018年4月にシャーヒズィンダ廟群に行った際の模様をお届けします。
ウズベキスタン観光を計画されてましたら、絶対にサマルカンドのシャーヒズィンダ廟群にも行ってみてくださいね!
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目次
シャーヒズィンダ廟群
実は、私はここシャーヒズィンダ廟群に2日間行きました。
1回目は現地ガイドが案内してくれたツアーでの参加だったのですが、当日はこの時期のサマルカンドでは珍しく小雨が降っており、傘をさしたりささなかったりしながらの観光になってしまいました。
とっても素敵な場所なのに、それが本当に悔しくて翌日一人でリベンジしたんです。
写真は主に2日目がメインとなりますが、訪れた2日間が土日曜ということもありガイドさん曰く「ウズベキスタン全土から観光客が来るんですよ」と言う話を体現する混み具合でした。
ここがシャーヒズィンダ廟群の入口となります。
正面の門を潜ると、、
ウルグベクさんが作ったとされる門が控えます。
ここの階段、行きと帰りで数えて同じ段数となれば天国に行けるとか。
行きは数えてたのですが、帰りは2日間とも数えるの諦めてしまいました(汗
更には、ここを2回訪れるとメッカ巡礼と同じ価値があるとかで、私自身はイスラム教徒ではないのですが、なんだか嬉しかったです(メッカの聖地、イスラム教徒でないと入れないですからね・汗)。
シャーヒズィンダ廟群の並びについて
シャーヒズィンダ廟群の廟とは霊廟のことになります。
その霊廟がたくさん並んでいることで廟群。
霊廟=お墓なので、それぞれの建物がお墓になります。
そして、入口を入り奥に行けば行くほど、方角的には北に行くほど古い霊廟となるんです。
奥の方に後ほど触れるシャーヒズィンダ廟群の現存する最古の霊廟、クサム・イブン・アッバース廟があり、その辺りから南に下るにつれ新しいものになります。
大帝国ティムール朝を作ったティムールの奥さんの霊廟や姪の霊廟、そしてティムールに支えた将軍たちの霊廟が並びます。
あまりにも多くの美しい霊廟があり、現地ガイドさんから話を聞いてもどれが誰のお墓だか覚えられませんでした。
シャーヒズィンダ廟群の動画
手前の一番新しいエリアから奥の一番古いエリアまで歩いた動画になります。
写真だけでは伝わらない現地の雰囲気を感じ取っていただけたら嬉しいです。
手前に一瞬だけ日本人団体観光客の皆様がいましたが、基本的にはウズベキスタン人観光客ばかり。
そんなところを一人で歩くドキドキ感もと、シャーヒズィンダ廟群の異世界めいた非日常感が冒険している気分にさせてくれました^^
シャーヒズィンダ廟群の名前の由来
シャーヒズィンダ=生ける王という意味だそうです。
ムハンマドの従兄、クサム・イブン・アッバースがイスラム教の布教のためにサマルカンドに訪れたとか。
彼が祈っている際、ゾロアスター教徒に襲われ首を切り落とされたものの、自らの首を拾い井戸に身を潜らせた伝説があるそうです。
クサム・イブン・アッバース廟
先ほどのクサム・イブン・アッバースさんの霊廟、お墓になります。
入口には、、、
楽園の扉があります。
ここを超えて進むと、、、
このような白い空間に出ます。
そして更に進むと!!
美しい天井の装飾が見られます!
ここ、チンギスハンが攻めて来たときも唯一破壊されなかったとかで、サマルカンドに残る最古の建造物になるそうです(11世紀に作られた霊廟になります)。
シャーヒズィンダ廟群の場所
こちら、サマルカンドで3日間お世話になったBEK HOTELで購入した地図になります。
ホテルでの購入で2ドル。
私は団体観光とフリーで3日間30キロ歩き回りました。
GoogleMAPもめちゃくちゃお世話になりましたが、ざっくりの道順を確認する際など、この地図にもとても助けられたんです。
2ドルなら安い安い!(ホテルだからドルで買えただけであって、別の場所ならドルではなくウズベキスタンの現地通貨ウズベキスタンスムじゃないと買えないと思います><)
上記の写真と照らし合わせて読んでいただきたいのですが、シャーヒズィンダ廟群の場所はサマルカンド1の大きさを誇るビビハニムモスクから徒歩10分程度の距離。
サマルカンドのハイライト、レギスタン広場からも徒歩で30分もかからない距離にあります。
私も、ホテルからシャーヒズィンダ廟群→ビビハニムモスク→レギスタン広場の順番に歩きましたが、軽いウォーキング感覚で歩ける距離になります。
現地タクシーを使うのが不安な人も、徒歩で行ける距離にこれら遺跡が密集しているので街歩きを楽しんでみてください!
シャーヒズィンダ廟群の近くにて
シャーヒズィンダ廟群の入口前にある通りに、こんな花が咲いてました。
行ったのは4月の前半だったのですが、これは桜!?
タシケントの桜は有名ですが、サマルカンドにもあるのですね!
現地の人々との触れ合い
外国人観光客も少しはいたのですが、冒頭で触れた通り基本的にはウズベキスタン人の方々ばかりでした。
また、訪れた日が土日だったこともあり、サマルカンドの人々はもちろん、ウズベキスタン全土から多くの人たちが集まってます。
驚いたのは、小学生くらいの子から高校生くらいの子まで学校行事としてシャーヒズィンダ廟群に訪れている子たちが多かったこと。
ガイドさん曰く、地方の学校の子は外国人を見るのも初めてだったりするらしく、多くの子たちから「一緒に写真撮ろう!」と声をかけられました(声というよりジェスチャーメインでしたが^^)。
物乞いや押し売りではなく、単純に物珍しさで色々声をかけられるのは新鮮な気持ちになりました。
シャーヒズィンダ廟群だけではないですが、サマルカンドやウズベキスタンに訪れた際には、そんな交流も楽しんでみてください(海外観光客がまだまだ少ない分、ウズベキスタンは本当に治安が良いです)!
尚、サマルカンド観光で訪れた全観光地はこちらになります。
よろしければこちらも併せてご覧ください。
サマルカンド絶対行きたい観光スポット7箇所!実際に観光してみた感想
ちなみに、声をかけられた時は「アッサラーム・アレイクム(1日中使える挨拶の言葉になります)」と言ってみてください。
ますますコミュニケーションを取ろうとしてくれるようになりますよ!
ウズベキスタンに行くなら