世界一美しい湖畔の街と称されるハルシュタット。世界遺産にも登録されている風光明媚な観光地になります。
今回は、そんなハルシュタットへの行き方や実際の観光の様子について紹介します。
目次
先ずはじめに:ハルシュタットの魅力とは?
ハルシュタットの魅力は、ひとことで言うと小さくも美しい街並みと自然の調和にあると思います。
中欧観光は、中世から続くヨーロッパの街並みや教会を散策することがメインになり、それはそれで言うまでもなく素晴らしいものなのですが、連日それが続くと少し胃もたれ気味になってしまうんですよね。
そんな中、自然に囲まれた観光地ハルシュタットを旅行の日程に挟むことで新鮮味が感じられ、充実した中欧観光になると思うんです。
そのような意味でも、オーストリアや中欧観光でハルシュタットは絶対オススメとなります。
ハルシュタットはどんな街?
世界一美しいと称される湖畔の街であることは先にも触れた通りで、多くの観光客が訪れる街となります。
ただ、ハルシュタットは観光地としての側面とは別に、もう一つ違う顔を持っているんです。
それは、この街の名前から紐解くことができます!何かと言うと…
ケルト語で「ハル」は塩、「シュタット」は街を意味し、その名の通りここハルシュタットは岩塩坑で栄えた街になるんです。
その歴史は古く、2500年以上前から塩抗として機能しており、世界最古の塩抗の街となります。
更には、今もなお塩の採掘が行われており、ハルシュタットの岩塩は確固たる地位を確立しています。
さて、そんなハルシュタットの場所ですが、上記Googleマップの通りオーストリアのほぼ中央に位置します。
オーストリアのオーバーエスターライヒ州にあり、オーストリアアルプスの湖水地帯・ザルツカンマーグートに含まれるエリアとなります。
ハルシュタットの行き方
ハルシュタットへは、基本的に電車を使って行くのが便利だと思います。
実際に私はウィーンから日帰りでハルシュタット観光をしたのですが、片道3時間半ほどで行けました。
※ここから先は、ウィーンからハルシュタットへの行き方について紹介しますが、ザルツブルグやリンツなどオーストリア北部の主要都市はほぼ同じ要領で行けると思いますので、参考にしてみてください。
私が使ったウィーンからハルシュタットへの行き方・ルートですが…
- 05:55、ウィーン中央駅でザルツブルグ行きのレイルジェットに乗車。
- 07:58、アットナング=プッフハイム駅で乗り換え下車。
- 08:11、アットナング=プッフハイム駅からローカル線に乗車。
- 09:24、ハルシュタット駅に到着。
でした。
行き方の行程を、以下よりもっと具体的に紹介していきますね。
上記は、オーストリア連邦鉄道の高速鉄道・レイルジェットの車内となります。
さて、05:55にウィーン中央駅を出発したら、約2に時間電車に揺られることになります。
尚、早朝の場合、まだ陽も登っていない&季節によっては陽が登っても朝靄が強すぎて車窓を楽しむことはできません(私がハルシュタットへ訪れたのは、2019年10月となります)。
車窓を楽しむことなく、ひたすら2時間寝て過ごすと乗り換えの駅アットナング=プッフハイム駅に到着しました。
普通に大きめな駅ですが、迷うことはありません。
電光掲示板もあるので、そちらの案内を見ながら、ハルシュタット駅行きの電車のホームへ移動します。
こちらが、その電光掲示板になります。
私が行った時は、上記08:11出発のREX4422便、Stainach-Irdning(シュタイナッハ-イルドニング駅)行きの電車に乗りました。
REXの内装は、このような感じでした。
ローカル鉄道ではあるものの、とても綺麗でした。
駅を出発して1時間15分ほど経てば、ついに到着!ハルシュタット駅となります。
ただ、ここハルシュタット駅は、ハルシュタット湖を挟んで街の反対側にあります。
ですので、ここから更に街に入るには、駅から坂を下った先にあるボート乗り場の船で行くことになります。
ハルシュタット側から撮った写真になりますが、上記が駅と街を繋ぐボートとなります。
ボートのチケットは、往復で一人6ユーロでした。
オーストリア連邦鉄道のチケット購入について
上記写真は、ウィーン中央駅のチケット売り場になります。
当然現地でも、ウィーン〜ハルシュタット間のチケットを買うことはできます。
ただ、当日の購入で何かトラブルが発生したら、その場で対応しなければならないじゃないですか。
それって、めっちゃ辛いですよね><!
と、言うことでオススメなのが日本国内にいるうちから、ネットでチケットを手配することです。
チケット購入方法は、上記で詳しく紹介しています。
1ヶ月前までに購入すれば、とってもお得にチケット購入できます。
※ウィーン〜ハルシュタット間であれば、一人19ユーロと超激安です!
当然、ウィーン以外からハルシュタットへ向かう便も上記の流れで購入できます。
上の記事の通り購入すれば問題なくレイルジェットやREXに乗ってハルシュタットまで行けますので、是非参考にしてみてください。
ハルシュタット観光の模様
ハルシュタット観光には、大きく分けて2つの楽しみ方があります。
一つ目は、街の散策。
そして、二つ目はビューポイントまでのトレッキングとその眺望となります。
以下より、その二つについて紹介していきます。
ハルシュタットの街を散策
ハルシュタットと言えば、まずはこの景色ではないでしょうか?
「世界一美しい湖畔の街」の異名も納得の景観ですよね!
動画も撮影してきましたので、そちらも是非ご覧ください。
さて、この眺めですが、ハルシュタットの街中の一番端っこで見ることができます。
ハルシュタットに訪れたら、必ず訪れるようにしましょう。
また、実際に街の中に入ると、日本では見ることのできないメルヘンチックな家々が並んでいます。
個人的に車の往来が激しいと折角のヨーロッパの街並みも興ざめしてしまうのですが、ここハルシュタットは車もあまり目立たず、美しい街並みが美しい街並みのまま目に飛び込んできます。
街中には有料ですがこのようにトイレもいくつかあるので、いざという時に便利です。
ハルシュタット湖を近くから眺めると、かなり透明度が高いことがわかります。
ちなみに上の写真の右下に見える白猫の頭のようなものは、現地の白鳥だったりします。
観光客が餌付けするのか、湖の近くを歩くと寄ってくるんですよね…。
ハルシュタットには地ビールもあります。
美しい湖畔の街をビール片手に散策!とっても素敵な時間の使い方じゃないですか?
ハルシュタットのビューポイントトレッキング
ハルシュタット湖は、山々に囲まれた湖となります。
ということで、ハルシュタットの街は湖周辺の僅かな平地に作られている訳です。
街の地図がこちら。
湖を一望できるビューポイントは、上記地図の51番になります。
ということで、早速登ってみましょう!!
街を上の方に進んでいくと、「ハイヒールで登っちゃダメだよ」「落石には注意してね」と言った看板が出てきます。
とは言っても観光地のビューポイントに行くだけです。
私は正直舐めて登り始めました。
整備されている道ですが、結構急な斜面。
振り返ればとても綺麗だけど、息が上がる…。
誰もいない山道…、本当にこの道を進めばビューポイントにたどり着くのかと不安になる。。
おぉ!滝だ!!
誰もいない建物…、不安になる。。
塩抗の昔の入り口ですね…、わかります(近づいたら中からメッチャ冷たい風が吹いてて更に不安になる><)。
ただ、振り返ればこんなに美しい景色が広がっているため、もう少し頑張ってみようと登る。
なんとなくオーストリアアルプスっぽい景色になってきたぞ(テンション上がる)!
そんなこんなでハルシュタットの街から登り始めること1時間、ついにビューポイントに到着しました!!
ゲートを潜って、少し歩くと…
ここが出っ張りのあるビューポイントになります!
先端がこちら。
景色も言わずもがな、とっても綺麗でした ^ ^!
上記は、ビューポイントで撮影した動画になります。
よろしければ、そちらも併せてご覧ください。
ハルシュタットのケーブルカー
実は、登った後に知ったのですが、ハルシュタットのビューポイントへはケーブルカーですいすい登ることも可能です!
みなさんそちらから登るので、私の使ったトレッキングルートでは全然人に遭遇しなかったわけです。
足腰に不安な方も、ケーブルカーを使ってビューポイントに登ってみることをオススメします!!
ハルシュタット観光の感想
街も自然も美しく、それが見事に調和しているのがハルシュタット最大の魅力ではないでしょうか。
また、冒頭でも触れた通り、中欧観光=中世ヨーロッパのお城や教会巡りがメインになりますが、それとは違う趣がハルシュタットにはあるため、街の魅力自体が新鮮に感じられるのだと思います。
前述の通り1ヶ月前に手配すれば、ウィーンから電車で片道19ユーロと安く行けます。
もしみなさんがオーストリア観光や中欧観光をされるようでしたら、ハルシュタットまで足を伸ばしてみることをオススメします!!
最後に、オーストリア観光の拠点となるウィーンのおすすめ観光地について、紹介させてください。
上記別記事に、ウィーンおすすめ観光地と1〜3日滞在それぞれの場合の観光モデルコースを紹介しています。
世界遺産が2つもあるヨーロッパ有数の観光都市でもあるため、事前にプランニングしておかないと素敵な教会や美術館を素通りしてしまうかも?ですよ!
ということで、もしよろしければ上記ウィーンの記事も是非ご覧くださいませ。
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Trip.comの予約方法←別記事で解説
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