ヒヴァの象徴!カルタミナルとムハンマド・アミン・ハン・メドレセ

ウズベキスタンの城塞都市、ヒヴァ。

そのヒヴァの中でも特徴的な建築物、カルタミナル(カルタミナール)と併設するムハンマド・アミン・ハン・メドレセの観光の模様をお届けします。

ウズベキスタンに行ってみたい!思われているみなさまのヒヴァ観光の参考になりましたら嬉しいです。

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カルタミナル

どどどん!とその特異な姿を見せるカルタミナル。

元々は隣接するムハンマド・アミン・ハン・メドレセのミナレットとして建設が進められていた建築物になります。

ちょっと離れた場所からの写真です。

その大きさがなんとなくでも伝わるのではないでしょうか?

このカルタミナル、直径は約14メートル、高さは26メートル。

完成すれば100メートルを優に超え、中央アジア最大のミナレットになる予定だったのですが…、建造を命じたムハンマド・アミン・ハンがトルクメニスタン人との戦いに破れ1855年に戦士したことをきっかけに建造がストップしてしまったようです。

伝説によると、中央アジア一のミナレットをヒヴァ・ハン国が作ろうとしていることを知った隣国ブハラ・ハン国がカルタミナルの建築家を招いてより大きなミナレットを作ろうとしたそうです。

それを知ったヒヴァ・ハン国が怒り、その建築家にカルタミナルから身を投げるように命じ亡くなってしまった結果、完成しなかったなんてお話もあるようです。

表面が特有のガラス加工されているタイルで覆われている唯一のミナレット。

その美しさと存在感は一見の価値があります。

よく見ると上の方にアラビア文字が書かれています。

これ、なんて書かれているかと言いますと「空に近いミナレット」と言った意味合いのことが記されているそうです。

100メートルを超える予定だったミナレット、完成した姿もぜひ見てみたかったです。

こちらは夜のカルタミナルの様子になります。

ヒヴァの城壁内部イチャン・カラは現在も2,000人が生活をしています。

その2,000人と観光客しかいませんので、実際に歩いてみた夜のヒヴァ(イチャン・カラ)はとっても治安が良く感じました(言い方を変えれば、ブハラやサマルカンドの夜よりも寂しく感じました)。

さて、このカルタミナル、せっかく来たからには登ってみたいと思いますよね。

残念!中に螺旋階段はあるようなのですが、現在は登れないようになっているそうです。

視点を変えて足元を見てみましょう。

これ、ムスリムレンガなのですが、レンガを平積みするのではなく縦に設置して強度を高めているそうです。

中央アジア一のミナレットを作ろうとした当時のヒヴァ・ハン国の強さがカルタミナルの足元にも現れているんです。

ムハンマド・アミン・ハン・メドレセ

カルタミナルの隣に建つムハンマド・アミン・ハン・メドレセ。

ヒヴァの中でも1番の大きさを誇るメドレセになります。

メドレセはイスラム教の神学校を意味し、ここムハンマド・アミン・ハン・メドレセは260人の生徒を見ることができたとか。

そして、ムハンマド・アミン・ハン・メドレセは神学校から現在ホテルとして生まれ変わっているのです。

宿泊はしていないのですが、案内をしていただいた現地のガイドさんが大丈夫すよー!と言ったノリでガンガンムハンマド・アミン・ハン・メドレセに入っていきます。

サマルカンドやブハラにあるメドレセは、現地のおじちゃんおばちゃんが場合によっては認可も取らず勝手にお土産屋さんを営んでいるので、厳かな雰囲気が台無しになってしまっている場所も多かったです。

それでいうとムハンマド・アミン・ハン・メドレセは、そんなお土産屋もありません。

ホテルに改装はされているものの、落ち着いた雰囲気を感じられると思います。

他のメドレセでは決して上がれない2階スペースにも上がれました。

カルタミナルも向こう側に見えますね。

ホテルに宿泊していないのに、部屋の様子まで見せてもらえました。

ちゃんとお風呂もあるんですね!

私はヒヴァの玄関口に当たるウルゲンチ宿泊だったのですが、またヒヴァに訪れる機会があれば、次はムハンマド・アミン・ハン・メドレセに泊まってみたいと思いました!

ホレズムパレス 階段

ヒヴァへの入口ウルゲンチのホレズムパレス泊まってみた!現地バーにも挑戦

ウルゲンチで泊まったホテル、ホレズムパレスの様子は上記で詳しく紹介しております。

もしご興味ありましたら、そちらもご覧くださいませ。

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