プラハ観光に訪れたなら、必ず行くことになるでしょうプラハ旧市街広場。
その中でも、ぜひ観光しておきたい場所が、今回紹介しますプラハ旧市庁舎となります。
こちらの記事では、詳しい場所や行き方、入場のためのチケット料金、外にある天文時計やその内側、そしてプラハを代表する司祭ヤン・フスへの思いが感じられる場所など、プラハ旧市庁舎観光の様子について紹介いたします。
天文時計に塔最上部からの眺望などもとても素敵なのですが、それ以外にもプラハ旧市庁舎だけの魅力も!?
プラハ観光を計画されている方は、参考にしていただけますと嬉しいです。
それでは、最後までお付き合いくださいませ。
目次
プラハ旧市庁舎の場所と行き方
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こちらは、旧市街広場から見たプラハ旧市庁舎となります。
夕闇に染まりつつある様子も、とても綺麗でした。
さて、プラハ旧市庁舎の場所は上記Googleマップの通りとなります。
地図を拡大していくと分かるのですが、プラハ旧市街広場からは目と鼻の先にあります。
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プラハ旧市庁舎への行き方としては、地下鉄を使うのがとっても便利!
上の写真の緑のライン(地下鉄A線)にStaroměstskáと言う駅があるのが分かると思います。
※緑と黄色が交差した駅の一つ上の駅です。
Staroměstskáの駅がこちら。
プラハ旧市庁舎まで500メートルほどの距離となり、一番近い地下鉄駅なんです。
ここから旧市街広場を目指せば、美しい天文時計が見えてきます。
プラハ旧市庁舎の天文時計
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旧市庁舎には、プラハを代表する観光スポット、プラハの天文時計が設置されています。
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この天文時計、見た目の美しさだけではなく1時間ごとに仕掛けが動くため、観光客も1時間おきに時計の前に集まってきます。
実際に動いている天文時計の仕掛けが、こちらとなります。
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この天文時計、なんと1410年に作られたのだとか。
当時、あまりの美しさから、この天文時計を作った職人が他の街でも同じような時計を作らないよう、プラハの街の人たちが彼を拉致し、目を潰してしまったと言う逸話が残されています。
プラハの天文時計は、その後もいくつもの拡張工事がなされます。
その美しさは、どんどんバージョンアップしたんです。
なのですが…、ナチス支配下の当時、赤軍が旧市街広場で放った攻撃により、プラハの天文時計も大きく崩れてしまったようです。
今、ここに見るプラハの天文時計の美しさは、当時のチェコ人の職人が必死に復元しようと努力された結果となります。
プラハ旧市庁舎へ入場!チケット費用について
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天文時計の左側に入口らしきものがあるのが分かると思います。
プラハ旧市庁舎は、ここから内部を見学することができるんです。

入口を入ると、このような美しい天井絵のエントランスがあります。
更に進むと、チケットカウンターがあるのですが、この日は夜だったで後日に出直しました。
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気を取り直して2日後、プラハ旧市庁舎に再挑戦です!
尚、入口の左側に案内が出ていますが、夜は22時まで開いていたそうです(最終入館は21:20)。
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チケットカウンターで入場券を購入。
見ていただいての通りですが、2名分で500チェココルナ=1人250チェココルナ(約1,100円)となります。
プラハ旧市庁舎観光:最上階からの眺め
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プラハ旧市庁舎では、最初に市庁舎の展望台を巡ります。
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眼下にプラハ旧市街広場を見渡せます。
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生憎のお天気ではあったものの、オレンジ色の屋根といくつもの塔が立ち並ぶ姿を目にし、「百塔の街」の異名を持つプラハを堪能しました。

日曜・月曜が定休日と知らず観光することが出来なかったティーン教会(ティーンの前の聖母教会)も、その雄大な様を同じ目線で捉えることが出来ました。
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北西に目をやると聖ミクラーシュ教会と、遠目にプラハ城(聖ヴィート大聖堂)も望むことができます。
プラハ観光に訪れたのなら、これら景色は必見ではないでしょうか(晴れていたら、きっともっと素敵だったんだろうなf^^)。
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ちなみに階段の上り下りなのですが、とても狭いため信号でタイミングをコントロールしていました。
階段の信号なんて初めて見ました!
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尚、信号の階段を降ると、螺旋式の回廊となっています。
中央にある筒状のものがエレベーターですね。
ただただ単純に、めちゃんこカッコいい!!
プラハ旧市庁舎観光:市庁舎内部
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プラハ旧市庁舎の展望台観光のあと、市庁舎側の見学をさせていただきました。
オーディオガイドなどはないのですが、写真のように日本語のガイドペーパーを渡してもらえますので、じっくり見学できます。
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こちら、みなさん何を覗いているのかと言うと…
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先ほど動画でも見ていただきました、プラハの天文時計の裏側になります。
窓が開き、カラクリ人形がここで動くのですね。
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更に奥にいくと、このような美しい聖母マリア様とステンドグラスがありました。
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他、いくつかの部屋を拝見させていただきました。
ブロジークの会議ホール
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更に奥に進むと、プラハ旧市庁舎の中でも大きな広間が現れました。
こちら、「ブロジークの会議ホール」と言うそうです。
広間の名前の由来は、画家ブロジークが描いた、写真の絵が飾られているからなのだとか。
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ブロジークの会議ホールの反対側には、彼が描いたまた別の絵が飾られていました。
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より注目していただきたいのは、最初に紹介したこちらの絵となります。
これ、どのようなシーンが描かれているのかと言いますと、プラハにてローマ・カトリックのあり方を批判した宗教改革の先駆者、ヤン・フスのコンスタンス公会議の模様となるのです。
宗教改革=マルティン・ルターのイメージが強いと思いますが、彼の100年ほど前から、ヤン・フスは当時のローマ・カトリックのあり方を批判し、キリスト教本来の姿を説いた人なのです。
また、チェコ語の土台を築き上げた人でもあります。
コンスタンス公会議の結果、ヤン・フスは異端者として火炙りの刑に処されるのですが、プラハ地方議会の会議ホールに描かれるほどに、彼の業績や問題提起は同じプラハの人々にとって誇れるものと言うことです。
個人的な話になりますが、大学の卒業論文のテーマが「宗教改革」でしたので、地方議会の会議ホールにヤン・フスの絵が飾られているのを知り、胸に熱いものが滾りました。
プラハ旧市庁舎観光の感想
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旧市庁舎最後の見学の場は、こちらイジーホールでした。
と言うことで、ここでプラハ旧市庁舎観光の全てのメニューが終了となります。
外に設置されたプラハの天文時計が素敵なのは勿論、旧市庁舎の展望台から見る旧市街広場の景色や、その展望台内部の絵的なカッコよさ。
そして、天文時計の仕掛けを裏から眺められる特権や、ヤン・フスを誇りとする人々の姿勢などが感じられ、とても充実した時間を過ごせました。
1人1,100円と決して安くはありませんが、あなたもプラハ観光の際は、ぜひ旧市庁舎の中も観光してみてください!
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